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ベトナム:小売業者、国内市場での生き残りかけ、奮闘

長い間、ベトナムは人口が密集していて購買力が強いため、潜在的な小売市場と考えられてきたが、すべての小売業者がベトナムで事業を成功できるわけではない。

過去4年間、ベトナム市場は複数のグローバル小売業者の後退を目の当たりにしてきた。

2015年、高い期待と共にベトナムに初上陸し、ホーチミン市、ハノイとタイニン省に18のスーパーマーケットを経営するフランスの小売業者Auchanは最近、ベトナム市場からの撤退を決定した。

同チェーンは、2018年に5040万米ドルの収益を生み出したが、依然として損失を被っている。 そのため、Auchanは、損失を押さえるためベトナム事業からの撤退を決定し、ベトナムにある既存の店舗の引渡しについてパートナーとの交渉を進めている。

Lion Groupの会員企業Parkson Holdings Berhadの子会社であるParksonは、2005年にベトナム市場に参入し、ベトナム初のデパート運営会社の1つになった。

しかし、Parksonの百貨店は次々と閉鎖され、ベトナムにおける同ネットワークの暗い未来を示唆していた。

Metro CashCarryは、卸売流通事業としてベトナム市場に参入した最初のヨーロッパの小売業者の1つである。

2014年には、14の市と省で運営していた19のスーパーマーケットと5つの倉庫を含む、すべての店舗と施設をタイのTTCグループに売却した。

Metro購入後の2017年、TTCグループは陳列棚、製品、および事業戦略を再設計し、これらのスーパーマーケットの名称をMM Mega Marketに変更するために多額の資金を投資した。

同様に、2016426日、フランスのCasinoグループは、複数の市場での損失補填のために、Big Cスーパーマーケットネットワークをタイのセントラルグループに114000万米ドルで売却したと発表した。

その結果、Auchanの店舗閉鎖後には、ヨーロッパの小売業者はベトナムに存在しなくなる。代わりに、タイ、日本、韓国のアジアの小売業者がベトナム国内のコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの市場シェアを保持している。

現代の流通チャネルの市場シェアは依然として低い一方、ますます多くの消費者が伝統的な購入チャネルから現代的な購入チャネルへとシフトする傾向があるので、概して言えば小売は依然として魅力的で潜在的な市場である。

これはまた、市場の魅力と機会が大きいことを意味する。しかし、市場で生き残りに成功するためには、さまざまな要因に左右される。

小売産業ではターゲット顧客と市場分野を捉えて選択する能力を含め、システムの存続を決定する多くの要因がある。

Parksonに関しては、ベトナム市場参入時にミドルーハイエンド分野を選択したため、ブランドおよび製品を引き付け顧客ニーズを満たすために事業戦略を設定する必要がある。

この点で、Parksonは失敗したが、他のデパートは可能である。

同様に、Auchanはミドルエンド分野を選択したが、消費者の需要に合わせられていなかった。

さらに重要なことに、Auchanは優秀な幹部スタッフを欠いている。 同社はベトナムでのスーパーマーケット経営へ向けた優秀な幹部を送った可能性があるが、彼らはベトナムの環境、文化とビジネスモデルを理解し、従業員に彼らの考えを伝えることができなかった。

さらに、Auchanは事業戦略および企業哲学を共有する社内外のパートナーとの密接な関係も無かった。

このフランスの小売業者はまた、事業拡大の際により多くの選択肢を持てるようにするサプライヤーと緊密な関係を築いていなかった。

これらの重大な失敗のため、Auchanはベトナムで成功することができなかった。

経済専門家のVu Vinh Phu氏によると、ベトナムの小売市場での競争は公正であっても不公正な競争であっても非常に激しい状態だという。

消費者の所得はそれほど高くないため、不当な競争はかなり一般的に起こっている。

小売業者は適切な事業戦略を引き出す市場の需要を把握できなければ、彼らが生き残り成功することは極めて困難になる。

最近のShopGoの「死」ならびに名称と所有者の変更、または小売市場における多くのブランド店舗の閉鎖により、このゲームには限界があることが浮彫になってきた。

プレーヤーは財政的に健全であるだけでなく消費者を理解し喜ばせることを必要とされている。



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最終更新:2019年06月11日

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