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ベトナム:アパレル市場における外資系企業の拡大計画

ベトナムには200を超える外資系ファッション企業が進出しており、60%のシェアを占める中・高級品において、幅広い商品を提供している。

国際的なアパレル企業は、ベトナムの統合深化を追い風に、ベトナム市場の高い成長性を見込み、事業拡大の計画を立てている。

中でも、日本の衣料品製造会社Stripe Internationalは、ベトナムでトップのアパレル企業になることを目指し、ベトナム全土に急速に勢力を拡大している。Stripe2019年に、ベトナム全土にさらに23店舗をオープンする予定だ。ハノイに注力した後、同社は2019年にホーチミンやダナンといった他の都市にも目を向けることになるだろう。

Stripe Vietnamの取締役兼CEOである張替勉氏は、拡大計画を強調し、小都市の開発はオフィスの需要も増加させ、Stripeが新しい成長戦略の機会を予測するものだとメディアに語った。2017年にベトナムのNEM Groupを買収して以来、StripeNEMブランドのもと、特に20歳から40歳代の働く女性の間で、ベトナム人の間で大きな人気を集めている。中小都市の中間層を引きつける取り組みとして、Stripeは現在のブランドより10%安価な新しいブランドを始める予定だ。

ベトナムでの売上高は前年比30%増の4640万米ドルとなっており、長期的には売上高7160万米ドル、営業利益率25%を目指す。Stripeはまた、ベトナムの縫製労働者の技術をさらに向上させるため、日本から人員を派遣することを明らかにしている。

Stripeのほか、ユニクロを展開するファーストリテイリングも今月から、今秋に予定されるホーチミン出店に向けて社員の採用を始めた。ユニクロ店舗はファーストリテイリングが75%、三菱商事が25%を出資する合弁会社として運営される。ファーストリテイリングの関係者によると、ファーストリテイリングと三菱商事が合弁会社を設立するのは、2011年のタイ、2013年のインドネシア、2017年のロシアに次いで4ヵ国目となる。

 

高成長の見通し

商工省の多国間貿易政策局のTran Thi Thanh Thuy氏は、ベトナムのアパレル市場は、高度な技術、経験、効率的なガバナンス、強力な財政を持つ外資系企業にとって魅力的だと述べる。ここ数年、アパレル市場には他にも多くの有名な衣料品小売業者が存在している。

ZaraH&Mは、2017年以来、男性、女性、ティーン、子供向けの、手軽なファストファッションの市場を開拓するため、ベトナムに出店している。

ベトナム小売業協会によると、同国には200を超える外資系ファッション企業が進出しており、60%のシェアを占める中・高級品において、幅広い商品を提供している。専門家らは、ベトナムが若い人口と高い経済成長、所得の向上などで、外国のファッション業界にとって非常に魅力的になったと分析している。

「ベトナムは平均1520%の高い成長率を記録しており、海外ブランドの関心も高いです」とベトナム小売業協会のDinh Thi My Loan会長は述べる。

ドイツの調査会社Statista社によると、ベトナムのファッション部門の売上高は、20172022年の間に年間22.5%増加し、2022年までには年間98800万米ドルに達する見込みだという。ファッション部門の売上高は、2017年に48600万米ドル、2018年に55700万米ドルに達し、今年は66100万米ドルに達すると予測されている。

 

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最終更新:2019年05月14日

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