インドシナニュース

ベトナム:繊維・アパレル産業、国内市場制覇へ(後)

(前編より)

 

国内調達率の向上

ベトナム国営繊維企業グループ(Vinatex)Le Tien Truong社長は、市場シェアを拡大し、国内市場を発展させるためには、流通システムの能力に応じた戦略を慎重に検討する必要があると認めた。外国企業の成功は、国内企業の成功も意味してはいない。外資系企業には、財務、人事、現代的な管理方法などの面で優位性がある。

したがって、彼らは消費者を引き付けるために低価格で製品を販売することができる。国内企業が製品の品質と原産地の保証をせずに大規模に新規開店をすると、彼らは名声と顧客を失うだろう。国内市場は間違いなく重要だが、国内企業は身の丈に合った規模で展開するべきである。

過去数年間にわたり、ベトナムの繊維・アパレル産業は常に世界の繊維・アパレル製品輸出国のトップ31つであることを誇りに思っている。しかし、国内企業は自国の国内市場を撤退させ、外国のファッション会社に市場を譲ってしまっているように見える。過去数年間、問題を認識しつつ、国内企業は絶えず各製品の付加価値を高めるために新しいサンプルを製作しながら投資と技術を向上させてきた。

ベトナム繊維協会(Vitas)Vu Duc Giang会長は、ベトナムには現在158の国内アパレルブランドがあり、それらのほとんどは製品のブランドおよび包装における付加価値を認識しており、外国ブランドに依存していないと述べた。ベトナムの繊維・アパレル産業もまた、現地化率を徐々に上げ、「ベトナム人はベトナム製品優先」プログラムや繊維製品の工業地帯への承知プログラム等への参加を含む国内市場開拓に注力している。

さらに、同業界は開発戦略を考案し、ベトナムが不足している産業への投資誘致のイニシアチブをとってきた。さらに、国内繊維産業は、第4次産業革命に必要な要件、そして国内および国際的なファッション産業の増大する要求を満たすために資源の訓練を推進してきた。

Vinatexの代表は、同グループは「ベトナム人はベトナム製品優先」キャンペーンに継続的に対応してきていると語った。Vinatexは、そのグループ企業がキャンペーンに参加し、国内市場での長期的な戦略を立てることを要求するだけでなく、その他の企業間で互いを支援し合い、双方の製品を使用する取引にも署名するという。

その努力の甲斐あり、Vinatexの国内総売上は2018年には2017年比で22.58%増、126380億ベトナムドン(54343万米ドル)以上に達した。しかし、アパレル製品で国民の心に訴えるには、企業間が繋がり、双方の製品の使用を容易に出来るようにし、輸出手続の困難さの解消、行政手続の軽減、入札に関する煩雑な規則や規制、ならびに税金および手数料のインセンティブに関する関連省庁の注目と支援が必要である。



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最終更新:2019年04月03日

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