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ベトナム:履物輸出、10億足規模に

320日に開催されたベトナム履物サミット2019に参加した専門家によると、ベトナムは現在、年間10億足の靴を輸出しており、同国は世界第2位の皮革及び履物製品の輸出国である。

ベトナム皮革履物協会(Lefaso)のDiệp Thành Kiệt副会長は、ベトナムは中国に次いで、毎年10億足以上の履物を輸出していると述べた。

今から2025年までは、ベトナムの履物産業は依然として人件費、一人当たりの収入、経済政策、輸出市場において、競争は有利と彼は言う。

中国は、縫製、衣料、履物の各分野における投資インセンティブを削減し、ハイテク産業に注力する方針を継続しているため、包括的及び先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)の機会を利用して、履物および鞄の加工に関する契約は中国からベトナムに移り続けるであろうと、Kiệt氏は述べる。

フォーラムに参加した専門家らによると、近年の履物の世界的な需要は約230億足にも達している。靴は主に中国、インド、ベトナム、インドネシアを含む10カ国で生産されている。

専門家らは、ベトナムの履物産業は輸出を拡大する必要があると述べる。業界は、新技術や環境保護材を利用して、厳しい市場でのシェア拡大を行う必要がある。

さらに、専門家によれば、多くの世界的な靴ブランドが、米中貿易戦争などの多くの理由のために、生産を中国から他の国々(主にインドネシア)に移したとのこと。したがって、ベトナム企業は輸出製品の生産拡大の機会を見出すため、政府の支援政策や他の優位点、例えば人口の55%が労働年齢であるといった利点を認識する必要がある。

ベトナムは、日本、マレーシア、シンガポール、ブルネイなどの多くのCPTPP加盟国と、多数の自由貿易協定(FTA)または二国間・多国間の経済協定を締結している。

一方、業界の現地調達率は急速に増加し、50%に達している。Lefasoによると、この現地調達率では、合意された原産地規則は、国内の履物企業が優遇関税を享受する上で大きな障害にはならないという。

Lefasoの副会長兼総書記Phan Thị Thanh Xuân氏は、CPTPP加盟市場への地場の履物業界の輸出収入は、2019年には1015%増加すると予想されており、これは、今年初めにベトナムで施行されたCPTPPの優遇関税およびその他の規制によるものである、とフォーラムの場で述べた。

CPTPPはまた、ベトナムがより多くの海外直接投資(FDI)を履物産業に誘致し、ベトナムに関連材料の生産地を築き、国内企業がグローバルなサプライチェーンに徐々に参入支援するのにも役立つ。

Lefasoによれば、履物産業は現地調達率を現在の50%から60%に上げるとの見込み。

また、10の主要輸出品目において、履物の輸出は第4位、鞄の輸出は第1位となると予測されている。

2018年の履物産業の総輸出額は200億米ドル近くに達し、前年同期比8.3%増であった。同協会によれば、業界は今年、輸出総額の10%の成長率を達成し、215220億米ドルの輸出を目指しているという。



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最終更新:2019年03月25日

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