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ベトナム:2019年のEコマース事業における3つの要素

現在から2025年までの間に43%成長すると見込まれるベトナムのEコマース業界は、2019年においては、単一市場に参加する企業の3つの注目すべき要素が市場の牽引材料となろう。

iPrice Groupのマーケティングコンテンツ・エグゼクティブであるDang Dang Truong氏によると、2018年の活発なビジネスのおかげで、消費者購買におけるデジタル決済とエンターテイメントもまた、本年の興味深い市場材料となるとのことだ。

 

国内における単一市場の参加企業の台頭

iPriceのベトナム市場に関するデータによると、TikiThegioididongSendo.vnなどの国内の単一市場に参画する企業は、2018年にユーザートラフィックと投資活動の両方を引きつけたことにより、競合他社を凌駕すると見込まれている。

最も印象的なのはTikiである。月次ウェブサイトトラフィックはわずか6か月で80%の増加を記録し、これにより同社はベトナムのEコマースウェブサイトのランキングで4位という立場から、12月までには2位にのし上がった。

同様に、ソフトウェアデベロッパーであるFPT Groupが投資するSendo.vnは、6か月で月次ウェブサイトトラフィックが55%増加し、Thegioididongに続くベトナムで5位の座を維持している。

これらの企業はまた、2018年、東南アジアにおける月次ウェブトラフィックのトップ10企業としてランク入りするのに十分な業績を残した。

TikiSendo.vnが新たな資金調達に成功したと発表した直後に、これらの朗報が届いた。 Tiki2017年末にJD.comから4440万米ドルを受け取った一方、Sendo.vnは昨年8月にさまざまな投資家から5100万米ドルを受け取った。

特定市場に集中し、地場の購買行動に関する知識を活用することで、TikiSendo.vnのような単一市場の参加企業は、多国籍企業のLazadaShopeeよりも確かな優位性があるようだ。

彼らがより良い資金調達へのアクセスを得はじめている今、ベトナムの単一市場の企業は2019年に驚くような更なる躍進を遂げるかもしれない。

 

デジタル決済がより一般的に

20191月、ベトナムで最も人気のあるデジタルウォレットのひとつであるMoMoが、シリーズCの資金調達ラウンドを無事終了したことを発表した。

それ以前にも、2018年に地元の競合企業であるMocaGrabPayとの提携を開始し、デジタル決済サービスを拡大していた。

同様に、ZaloPayViettelPayのような他のオンライン決済サービスでも、よりユーザーを獲得しようと躍起になっている兆候がある。

これらの動向により、デジタル決済はベトナムのオンラインユーザーにとってより一般的となっている。

しかし、GoogleTemasekの報告によると、デジタル決済を選択しているのはベトナム人の25%にすぎず、残りの顧客は代金引換(CoD)を希望している。

代金引換(CoDは顧客の不安を和らげるのには役立つが、物流における代金引換取引の追加コストはEコマース業者にとっては問題である。しかも、代金引換は製品の返品リスクを高めることも指摘されている。

したがって、MoMoGrabPayZaloPayなどのサービスプロバイダが広告塔となっていることで、ベトナムでより一般的となったデジタル決済が、2019年にはベトナムのEコマース分野全体に多くの利益をもたらすだろう。

 

消費者購買におけるデジタル決済とエンターテイメント

前年の割引プロモーションキャンペーンに注力した後は、ベトナムのEコマース業者は2018年にはユーザー獲得のため革新的な戦略を採用しはじめた。

特に、企業はより多くのエンターテインメントを顧客に提供し始めている。

このトレンドに乗っている最も有名な企業はShopeeに違いない。

今年のシングルズ・デイには、通常のプロモーションに加えて、Shopeeはアプリユーザー向けのインタラクティブなゲームや、ベトナムで初めてとなる、有名なベトナムポップスターをフィーチャーしたライブTV番組も宣伝された。

Shopeeのベトナムにおける主要な競合他社であるLazadaTikiも、それぞれのアプリやウェブサイトでインタラクティブなゲームを制作した。

これらのプログラムは、ベトナムのEコマース業者がユーザーを獲得しまた取り囲むための最も効果的な方法は、ユーザーと関わりを持ち、そしてユーザーとの一体感を感じさせることで実現できることを証明した。

来年度には、このトレンドは確かにさらに顕著になるとTruong氏は述べている。



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最終更新:2019年02月26日

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