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ベトナム:サパバレーがラクメ・ファッション・ウィークへ与えた影響

DYUTI BASU

私の夫は20153月からベトナムで働き始め、私の家族と私は休暇中に彼を訪問し、この国のことやこの国がどれほど美しいのかを見出していた。アメリカから来た友人がサパバレーを訪れたのであるが、私の夫の転勤を知った際、ベトナムの主要観光地ではないにもかかわらず訪問を勧めてきた。

サパはベトナム北部に位置し、空路がないため簡単にはたどり着けない。ハノイからラオカイ省への夜行列車で行くしか術は無く、ラオカイ省からサパへはバスか車で2.5時間ほど掛かる。サパバレーは小さな町と多くの村で構成されており、この地域は通常、霧に覆われており、山での生活は困難である。政府は、ここに居住し農業を営む27の少数民族を援助している。

私が初めてサパに行ったのは2年半前であった。私はビクトリアリゾートに宿泊した。リゾートにはハノイから乗車できる専用列車があり、サパまで送迎してくれる。列車は決して快適では無いが、藍色のプリントで美しく装飾されている。

そこで私は人々と交流し、それが私がインドの職人としようとしている仕事といかに似ているかを実感した。言葉の壁があっても、私たちはお互いに意思疎通ができた。私たちは地元の人々の家を見に行った。レンガ造りの家はいくつかあるが、ほとんどは藁ぶき屋根の粘土の家であった。 最初の旅は主に探索であった。

2回目(1年前)と3回目(昨年12月)は、私がサパの人々と一緒にしたい仕事がテーマであった。

織物はサパバレーの日常生活の一部である。少数民族グループのほとんどは、綿や麻から自分たちの織物と服を作る。ここは藍が豊富なので、この天然色素を使って服を染める。 確かに、彼らの服の青色とサパバレーの緑である藍色と緑色はサパの色である。民族グループはさまざまな方法で彼らの服を飾りたてる。

パッチワークをする人もいれば、刺繍をする人もいれば、織り物自体に模様を入れる人もいる。帽子と装飾は色も柄も異なっている。

伝統衣装を着たサパの女性が背中にカゴを背負っているのを見ると、そのシルエットは非常にモダンでシックなので私にインスピレーションを与えた。私はそれを私の作品に翻訳したいと思った。私は2度目のサパ訪問の際、リネン、コットン、綿シルクのサリーを持参し、複雑なプリーツのろうけつ染めとインディゴの染色技術を融合させた。また、20191月にムンバイで開催されたラクメ・ファッション・ウィーク・サマー・リゾートでのファッションショーに使用する多くの家財道具を手に入れた。

手に入れた家財道具は、キッチンで使用されたり、穀物や藍の葉などを運ぶために使用される、彼らの生活の中心となる藁のカゴなどである。手で織られており、それらは人々の工芸品の別の側面を示している。

ベトナム人は精進料理は食べない、という一般的な考えにもかかわらず、私はその地域で多くの精進料理を見つけた。サパは1922年にフランス人によって避暑地として開発されたため、この地域の食べ物にはフランスの影響が多く見受けられる。丘の上には小さなカフェが点在しているのを見られる事だろう。

世界の他の地域からの多くの移民もここに定住し、地元の人々と結婚し、食と文化にも影響をもたらした。

冬には谷は雪で覆われており、夏は訪れるのには心地よいが、サパでは大雨によって可動性が下がるためモンスーンを避けるのが最善だ。それはすべてサパをどのように体験したいかによって異なってくる。

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最終更新:2019年02月23日

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