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ベトナム:ファッション業界における国際競争への対応(後)

(前編より)

 

ビジネスを牽引する

Minh氏によると、流通拡大に焦点を当てる戦略は2015年以前には正しかったが、現時点では異なり、Zaraはベトナムでの店舗数をほぼ現状維持している。ターゲット顧客は主要都市にいるため、Zaraは物理的な店舗を開く前にオンラインチャネルを立ち上げた。ベトナム人顧客の行動変化、スマートフォン、ラップトップ、タブレット端末の普及や所有拡大、そして市場への即応性の高さから、オフラインよりオムニチャネル戦略を重視している。

12月にニールセン・ベトナムが発表した2018年Nielsen Connected Commerce Reportによると、古典的な旅行や書籍などの電子商取引の分野に加えて、ファッションがベトナムでのオンライン取引の割合を寡占し続けている。

「顧客の行動・習慣データを鑑みずにオフラインチャネルを拡大すると、地元のブランドが損失を被ることになります」とMinh氏は言う。

「NEMは拡大戦略による失敗の典型的なケースです」とMinh氏は付け加える。財務報告によると、2016年12月31日における負債総額は5340億ベトナムドン(2290万米ドル)。在庫が620億ベトナムドン(260万米ドル)。昨年9月の負債売却時のVietinbankの発表によると、2018年6月30日現在の在庫額は339億ベトナムドンであった。

「多くの店舗を開いたことに加え、間違った商品戦略やその他の要因によりNEMは損失を被りました」と彼は述べる。

地元関係者によると、ベトナムのZaraはその一方で、若者向けファッションで名を馳せている。その競争優位は、顧客が望む現在のファッショントレンドを理解し、それらを効率的かつ迅速に提供することに支えられている。

「ただのファストファッションブランドではなく、純粋に顧客のニーズを満たすのがZara。我々の成功は、収集情報に基づく顧客心理の理解に基づいたものです。このようなアプローチで、ハノイとホーチミンの顧客は私たちのデザインチームと世界中の顧客のためのインフルエンサーになるでしょう」とZara広報は地元メディアに語った。

そして、Zaraのファッションアイテムは各店舗で週に2回更新される。各地域の店舗は、特定の顧客グループのそれぞれの需要により、異なる品揃えを持つ。

「このため、Zaraを訪れる顧客数は常に競合他社を上回っています。地元ブランドはこれを認識もしませんでした」とMinh氏。ほとんどの地元ブランドは、顧客データベースの構築、服飾サイズの標準化、高度なテクノロジーに投資していない。これらはすべて弱点として数えられる。

Dung氏によると、Eva de Evaにとって、外国ブランドよりも競争力のあるハイエンドのファッショナブルな服を製造するため、またZaraと比較して材料品質を改善することは、2019年までに4000億ベトナムドン(1720万米ドル)の売上達成と、今後3年間で100店舗を開店する目標の一部であるという。まもなくコストを削減し、デジタルマーケティングを強化するために、運用システムの更なる技術化を図る予定である。Eva de Evaは最近外国の競合に立ち向かうため、ファンドから資金を受け取っている。

近い将来、シンガポールのファーストリテイリングが所有するユニクロが2019年にホーチミン市に参入すれば、ベトナムのファッション市場はさらに激化すると予想される。東南アジアで最もエキサイティングで成長著しい業界での更なる準備に向け、現地人材の採用が直ちに開始されるだろう。

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最終更新:2019年01月31日

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