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カンボジア:アパレル労働者、給与隔週支払いに複雑な心境(前)

今月から、アパレルおよび履物産業労働者は月に2回賃金を支払われるようになる。

多くの労働者は新しい指令に満足しているが、一部の労働者は自分の財政管理ができないかもしれないことを懸念している。

昨年9月、Ith Samheng労働大臣は、労働者に月に2回賃金を支払うよう企業および事業所所有者に指示をした。これはアパレル産業を目的とした動きである。

Samheng氏は、一回目の支払いは純賃金の50%で、2回目に残りを支払う分割払いでその他報酬や手当て等と共に支払われる、と言う。

カンポン・スプー州のKong Pisey地区にあるYi Guang International工場のチームリーダーChab Sokrith氏(24歳)は、同氏の工場が125日に1回目、210日に2回目の分割払いをすると発表した、と述べた。

同氏は、労働者と工場管理者が同決定に合意したと言う。

「私は他の工場での賃金の支払い方法は知りませんが、経営陣は先月、最初の給料の支払いは125日に、残りの給料とと手当等は210日になる予定、と告知し、労働者はこれに同意しました」と語った。

Sokrith氏は、新しい指令の施行前、労働者は毎月8日から10日の間に賃金を受け取ることが多かった、と述べている。

「工場が月2回の賃金支払いに関する新しい指令を発表したとき、労働者たちは反対しませんでした。私と私の妻は家計管理の方法を会得しているので、私の賃金が月に2回支払われても、日々の支出に関して心配はありません」と語った。

「しかし、給与が分割支払いされる場合、銀行に融資を受けている一部の労働者が、毎月の返済がきるか心配しています」と同氏は加えた。

Chak Angre Krom地区のアパレル工場で働くKhuth Sreylinさん(36歳)は、プノンペンのMeanchey地区の彼女の賃貸部屋の前のマンゴーの木の下の古いベッドの上に座り、彼女の最初の賃金も125日に支払われる予定であると言った。

「今月の給料がまだ支払われていないため、支出の管理方法がまだわかりません。私は、労働者たちは125日に最初の支払いを、210日に2回目の支払いを受けると知らされました」と述べたが、

Sreylinさんは、月に2度の賃金の支払いは以前の契約よりも優れていると考えていると話す。

「昨年、私は翌月の8日か10日に給料を受け取りました。それから次の給料日までもう1か月待たなければなりません。ですが、今月からは私が次の給料を受け取るまでに2週間だけ待でばいいのです」

Sreylinさんは、彼女の給料だけでは彼女の家族を養うことはできないが、彼女の夫は彼女に彼の全給料を渡すので、彼女が家計を管理できるという。

「私は現在月額182米ドルを稼いでいますが、もし私が200米ドル以上を稼げれば、私は家族を支え、家賃とその他の経費を支払うことができるでしょう」と彼女は述べる。

プノンペン経済特別区の工場で働くもう一人のPheapという名の労働者は、月に2回給料を受け取ることができることで、以前のように次の給料日まで一か月待つこともなくなるので、家族を養うことにおいてありがたいことだと言う。

「次の給料日まで30日待たなければならなかった時とは違って、15日で私の給料の一部が支払われます。それにより、家族のためにより早く必要物資を購入することが出来、そして、雇用主が賃金未払いのまま失踪する事を心配する必要もありません」

Pheapさんによると、彼女は銀行から融資は受けていないが、過去には翌月の給料日前の月末に友人からお金を借りることもあった。

「私の給料を管理できなかったのはおかしなことですが、今月の私の賃金は月額182米ドルまで引き上げられ、手当て等も含めて月額200米ドル以上を得ることができるでしょう」と述べた。

「私はもう友人からお金を借りる必要はないと思います」とPheapさんは加えた。

同指令が発令された際、Samheng氏は、同省が月2回の賃金不払いの工場所有者に対して法的措置を取る、と警告していた。

「それは指令であり、それに従わない場合は遵守しなければなりません。指令を無視し続けると罰金が科せられ、裁判で訴訟が提起されるでしょう。だから、労働法規定対象となる企業や施設は従わなければなりません」と彼は述べた。



(後編につづく)



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最終更新:2019年01月23日

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