インドシナニュース

ベトナム:小売業者、M&Aによる主導権争い過熱(後)

(前編より)

 

市場の見通し

ベトナムの小売業界は安定した状態が続くと予測されている。人口が多く、経済見通しが明るく、購買力が今後も高まるため、多くの外国人投資家からの投資が集まるが、小売市場での競争激化が見込まれる。

Kantar Worldpanel Vietnam社のPeter Christouベテラン問題解決部長は、消費者需要はより件名な支出を伴う高品質製品へと大きく変化すると予想されており、これは小売業者にとって困難をもたらすだろう、と指摘した。小売業者は、さまざまな顧客グループのニーズを満たすために製品の多様化に注意を払う必要がある。事実、他の東南アジア諸国と比較してベトナムは商取引が依然としてフィリピンやタイなどの他の国々よりも23倍小さい伝統的な小売取引状況である。しかしこれは将来の成長のための大きなチャンスを示している。

Vietnam Report JSCのオンライン調査によると、消費者の大多数が特定の小売業者に対して魅力的に感じたのは多様な商品であると述べたという。小売業者は、増大する消費者のニーズに応えるために、商品の販売方法を伝統的な手法から現代的な手法、そしてオンラインのものに変化している。顧客をターゲットにして互換性のあるビジネス戦略を策定するには、小売業者が多くのリソースに投資する必要がある。

適切な投資を行うことで、小売業者は機会を活用し評判を高め守ることができる。

Big CVinMartCo.op Martが最も頻繁に取り上げられる3つの小売業者である。Saigon Co.opはベトナム最大のスーパーマーケットチェーンであるが、南部での開発に重点を置いている。一方、Big Cは、3つの地域すべてでブランドを拡大し、3地域同等に開発している。新規参入企業であるVinMartは、市場参入からわずか2年で、数百のコンビニエンスストアと数十のスーパーマーケットを開店させ、目覚しく発展している。

小売業界ではオムニチャネルのトレンドが高まりつつあり、消費者のショッピング体験をいつでもどこでも満足させるために小売業者の間で適応を促している。オフラインショッピングとオンラインショッピングの融合が注目を集めている。それゆえに、より多くの外国人投資家がベトナムの電子商取引企業との間で株式を取得し、合弁事業を形成して市場に参入している。

Christou氏によると、地元企業は積極的に彼らの小売製品ラインを世界中の人々の目に触れるよう拡大しているという。例えば、Saigon Co.opは外資系企業から身を守るために彼らの小売製品ラインを伸ばし、オムニショッパーのニーズを満たす努力をしている。現在、スーパーマーケット、大型スーパーマーケット、オンライン、コンビニエンスストア、さらには新型のCo.op Smileさえも備えている。

新型のCo.op Smileは、伝統的な商店街(個人商店)と近代的な商店街の隙間を埋める中規模路面店とコンビニエンスストアの間のハイブリッドストア形式であり、市場におけるVingroupの超攻撃的な戦略によって反映されたステップである。

外国企業もまた、多様な購入販路開発に資金を継続投入しており、ベトナムの買物客に新しい製品をもたらしていくと見られており、政府が地元の小売業者をどれだけ保護できるか、または保護しようとしているかについてはまだ不明である。

これまで、地元企業が成功するための1つの方法は、人口の変化に対応することであった。小規模世帯は少量の商品を必要とし、利便性と地域社会を結びつけ、双方にとって好都合な関係のために地元メーカーの高品質な地元の製品を支援することによって価値と社会的目的を示している。

 

(インタビューにつづく)

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最終更新:2019年01月16日

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