インドシナニュース

カンボジア:アパレル労働者、H&Mに公正な賃金の支払いを訴える(後)

(前編より)

 

言い訳無用

カンボジアのアパレル業界は近年改正されてきており、1か月の最低賃金は、2012年の61米ドルから来年には182米ドルに上昇する予定である。しかし、労働者人権同盟センターによるアパレル労働者41名を対象に実施した調査によると、平均賃金は最低よりもはるかに高いものの、労働者は依然として時給1米ドル以下の収入で、その日暮らしを続けている。

慈善団体代表のMoeun Tola氏は、大手ブランドが言い訳を止め、労働者の給与を引き上げるよう求めた。

H&Mが実際に適正な賃金を支払うことを望むのなら、直接サプライヤーに出向き、合意を結ぶことができるのです」と同氏は述べ、これは競合他社の追随を促す可能性もあります、と付け加えた。

しかし、H&MEthical Trading Initiativeによる戦略の見直しでは、工場レベルにおける労働者の交渉力の向上、より透明性の高い賃金構造、より良い購買実践がなければ、それは完全には有効ではないことが明らかになった。

米国の非営利団体である労働者の権利を促進する連帯センターのカンボジア代表William Conklin氏は、H&Mは「何もしていない」と他のブランドよりも高い評価を得ている中、今や「流行仕掛人」になる可能性があると述べた。

「(H&M)工場労働者が他の工場よりも給料が高いのは何故でしょうか? H&Mは安定的な労働力供給を保っているからです。それは彼らが前進していないことへの言い訳ではありません」とConklin氏は語った。

カンボジアの組合グループが2019年から225米ドルの最低賃金を要求している中、擁護団体のアジア最低賃金同盟は、カンボジアで公平な生活賃金を月480米ドルと示している。

H&Mはこれらの数字を拒否することができ、それでも良いですが、それに反論できる数字と行動が必要です」とTola氏は述べ、カンボジアで働く労働者の多くがセイフティーネットを持っていないことを指摘した。

「アパレル労働者にとって、家族の誰かが事故または重病を患えば、給与が全てなくなってしまうのです。彼らは非常に脆弱な立場にあるのです。次は何が起こると思いますか?」と付け加えた。



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最終更新:2018年12月20日

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