インドシナニュース

ベトナム:ファストファッション、市場に転換を仕掛ける(下)

(中編より)

 

拡大化

印象的な成長率により、ベトナムのファッション市場は外資系ブランドにとって非常に魅力的である。従って、市場にある既存企業が規模を拡大化しようとするのは当然である。H&Mは、ハノイで今年728日に開店した最新店舗を含めた4店舗を開店した後、さらにハノイとホーチミンに2店舗を開店する予定である。「1年間で6店舗を開店するということは、ベトナムでのH&Mの人気が明確な証拠です。近い将来、ベトナムにさらに多くの店舗を開店するために新たな場所を探す予定です」とH&Mの代理人が「投資」紙に語った。

ユニクロは、実際に店舗を開店する前から市場拡大を視野に入れている。「現時点では、私たちは初店舗で成功することに集中しています。当社は、初店舗の確固たる基盤を確立した後に、拡大計画を決定する予定です」と述べた。

外資系企業が市場でプレゼンスを拡大しようとする中で、国内企業はこの競争で弱点を見せている。熾烈な競争によって、かつてのベトナムの象徴的なブランドNinomaxxは、全国で200店舗以上あった店舗を60店舗に絞らなければならなくなった。別の国内ブランドのFociは、全国で60店舗あったが、家賃経費の支払いが困難になり、2012年末に全店舗を閉店しなければならなくった。

ブランド・エキスパート、マーケティング・ブランド戦略コンサルタントのVo Van Quang氏は「投資」紙に、この後戻りの理由について、価格に加えて、マーケティング戦略もブランドの成功に影響を与える重要な要素である、と述べた。「外資系および国内のファッションブランドにはそれぞれ長所と短所があります。注目すべきは、ベトナムのファッションプロデューサーは低コストというメリットがあるものの、国際的なマーケティング力は不十分であり、グローバルなファッションブランドを構築することからは程遠いということです。激しい競争では、国内ファッションブランドは品質を向上させ、新しいモデルを作成するだけでは不十分です。彼らはブランドを促進するための適切な市場戦略を立てなければなりません。Canifaが良い例です」とQuang氏は加えた。

ウール製品で名をはせた後、Canifaは顧客と素材を拡大することを決めた。Canifaは、“Vietnam’s Next Top Model”および“Project Runway”などを含むテレビのリアリティ番組をスポンサーにして、番組のモデルやデザイナーと協力してブランドイメージを構築した。 このように、Canifaは「若い血」からの洞察を収集するだけでなく、これらの番組を視聴した多数の顧客を呼び込んだ。

Quang氏はまた、外資系ブランドの成功の理由は、国内企業がコストや品質の面で、あるいはファッションの最新トレンドに関して、顧客のニーズに応えることができていないからだ、と述べた。したがって、ベトナムのファッションブランドがより専門的になることが非常に重要である。マーケティング戦略を立てることで、最適な季節商品の選択をすることでデザインや素材における問題や、店舗システムの拡大を目的とした投資計画への意思決定をより効果的に行うことができる。



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最終更新:2018年09月29日

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