インドシナニュース

ベトナム:ファストファッション、市場に転換を仕掛ける(中)

(上編より)

 

市場での勝利

外資系ブランドの広い普及の中でも、国内のファッションブランドは依然として多くのベトナム人の信頼を保っている。東京に本社を置く市場調査会社Asia Plusの最近の調査によると、Blue ExchangeNEMNinomaxxCanifaなどの国内ブランドが10の人気ブランドにランクされている。一方、Zara2位、H&M8位にランクされている。

実際、ベトナム人のファッションの嗜好は、主に価格に依存する。調査では、ファッションにおけるベトナムの平均経費は月額55万ベトナムドン(24.3米ドル)で、ベトナム人の7%のみがファッションアイテムに対して月額100万ベトナムドン(44.24米ドル)以上を費やしている。この平均支出(24.3から44.24米ドル)は、H&MZara1つのファッションアイテムの平均価格44.24米ドルに比べるとかなり少ない。

ベトナム人の嗜好が合理的な価格であることが、国内ブランドがベトナム人から大きな恩恵を受けている主な理由である可能性が高い。国内ブランドの1商品の平均価格は、25万~50万ベトナムドン(1122米ドル)で、ZaraH&Mの衣服の1商品の平均価格よりもずっと低く、この価格帯が彼らの条件により合うので容易に多くの消費者の財布の紐を緩めることが出来る。

しかし、消費者の心を掴む長期的な競争において、消費者のファッション需要を捉えることが最も重要な要素である。ZaraH&Mは、Karl LagerfeldBalmanのような有名デザイナーと協力し、新しいファッショントレンドを簡単にアップデートし、12週間ごとに新しいスタイルを提供する。国内ブランドの大半は季節毎に新製品の発売に集中している中、ZaraH&M1年間で26から52の新製品を発売する。

実際、外資系ブランドの戦略はベトナムで有効である。彼らが昨年11月に初めてハノイに上陸して以来、「投資」紙は彼らの店舗が多くの顧客に受け入れられているのを見てきた。そして、彼らの多くのプロモーションがより多くの顧客を誘致するのに役立っている。

H&Mはハノイに初店舗をオープンして以来、合計9回の販売促進を実施した。同様にZara2017年にベトナムで9回の販売促進を行った。

一方、ベトナム企業は、通常の夏と冬の終わりのセールなどを行うことに加えて、38日(国際女性の日)と1020日(ベトナム女性の日)に大規模な2つのプロモーションイベントを毎年開催している。

つい最近ベトナムに足を踏み入れたばかりにもかかわらず、ZaraH&Mがベトナム人顧客を引き込む際に多くの経験をしていることは容易に分かる。Asia Plusの調査でファッションがベトナムで最も重視されているカテゴリーの1つであると述べられてから特に、ファッションの需要が低価格の需要よりも高いと両社は認識している。

ロンドンに本拠を置くBusiness Monitor Internationalの統計によると、2018年にはベトナムのファッション市場の総価値は38億米ドルに達し、アパレル製品げの支出は35億米ドルを超えている。市場価値は、2021年には、衣服への支出額47億米ドルを含む508千米ドルに拡大すると予測されている。また、2017-2021年に年間10%の成長率でベトナムでの海外ブランドのプレゼンスが高まる中、国内ファッション市場での競争激化が予想される。

 

(下編につづく)

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最終更新:2018年09月28日

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