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ベトナム:ファストファッション、市場に転換を仕掛ける(上)

ベトナムでの外資系ファストファッションブランドの急速な普及は、国内産業の活性化と新興企業の誕生をもたらし、国内ブランドを変革させ、競争力を高めている。 (キム・アン氏による報告)

 

ファストファッションの増加

国内のファストファッション市場でZaraH&Mが繁盛していることから、日本のユニクロは、8月下旬に2019年秋にベトナムに初の店舗をオープンする計画を発表した。

ユニクロは、最新のファッショントレンドを捉えているH&MZaraとは異なり、インナーウェア、室内ウェア、水着を提供することで、その他の顧客のニーズに応えるという。ユニクロの顧客別アプローチは、市場にダイナミズムを加えることが予期されている。

日本で3年の勤務経験を持つハノイ出身のVinh Haさんは、「ユニクロは日本ではとてもメジャーです。ユニクロの快適でシンプルなスタイルが、日本の人々がユニクロを好む理由です。ユニクロのコレクションは、新しいファッショントレンドにも対応しています。ユニクロの日本での売上高は、Zaraよりも高く、H&Mも同様であるという日本の記事を読んだことがあります。ユニクロはベトナムのZaraH&Mと本当に戦いを始めることができると思います」と言った。

ユニクロは、ZaraH&Mの店舗数を増やすという最近の計画とともに、急成長する経済状況とベトナム人の消費行動の変化の中で、ファストファッションが増加していることを示している。

ロンドンに本拠地を置くEuromonitor Internationalによると、ベトナムは現在、中程度の所得から高収入への変換期である。それゆえに、今後さらに多くの小売業者に誘致されるだろう。ベトナムのアパレル産業に関する2017年のレポートによると、「より多くのベトナム人消費者がより高品質の商品を認識し、より多く支払うようになるだろう。これらの要因により、ベトナムはファスト・ファッションブランドの市場にとって良い市場になった」と示されている。

アジア・プラス社(Asia Plus Inc.)が18歳から39歳までの男女512人を対象に実施した調査によると、ファッションは最も関心の高いカテゴリーの1つである。この割合は、女性の回答者と平均世帯所得以上の収入を得ている回答者の間で特に高かった。

 

外資系企業のベトナム参入

ベトナムの高い可能性を秘めたファストファッション市場に多くの企業が参入していることから分かるように、新規参入企業と既存の企業間、および外資系ブランドと現地ブランドの間の競争が熾烈になっていることは明らかである。

この熾烈な競争についてH&M代表者は「投資」紙に、各ブランドは最高品質の製品と最高のサービスを最もリーズナブルな価格で顧客に提供しなければならないと語った。具体的には、H&Mは「ファッションと品質をベストな価格、持続可能な方法で」というモットーを掲げている。「顧客は常にH&Mで自分に似合うものを見つけることができます。 H&Mでは、全てのお客様のためのファッションが用意されています。」と言う。

実際、H&Mはベトナムでは明るい見通しである。2017121日から2018531日までの売上高は143万米ドルで、1日平均売上は7974米ドルであった。

H&Mのモットーとは異なり、ユニクロのLifeWearラインナップの理念は、シンプルさ、品質、そして長寿命に焦点を当てている。日本のブランド代表者は「投資」紙に、「私たちの理念は、常に革新的であり、顧客の生活の中でより明るく、優れたデザイン、高い快適性を追求することです」と語った。

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最終更新:2018年09月28日

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