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ベトナム:製造地スキャンダルによりCon Cung社に対する消費者の信頼が失墜

マタニティ・ベビー用品の国内小売業者であるCon Cung株式会社が、自社製品の虚偽宣伝を行っていた疑いで顧客の一人から告訴される模様だ。ベトナム2号ファンド(DAIWA-SSIAM Vietnam Growth Fund II)がその筆頭株主であるCon Cung株式会社は、製造地に関連したCon Cung社スキャンダルの真っただ中にいる。

かつて国内における象徴的シルクブランドだったKhaisilk社の製品と似たような状況に、ベトナムの消費者たちは、タイ製品の輸入を専門に扱いそれらをベトナムに流通させているCon Cung社に対し、彼らの製品の実際の製造地を確定するための調査を行うよう要求している。国内シルク使用という言質に反して自社製品に中国の材料を使用し非難されたKhaisilk社は、その名声に深刻な衝撃を受け、結果として、ハノイとホーチミン市にあったKhaisilk社の店舗は再開予定もなく閉鎖した。

522日、Truong Dinh Cong Vinh氏はホーチミン市タンビン区にあるCon Cung店舗でベビー用品を7点購入後、ピンク・スーツの329,000ベトナムドン(14.50米ドル) コード番号CF-G127011のオリジナル・タグが取り外され、「タイ製」を示すタグがCF(Con Cung Fashion)によって取り付けられていることに気がついた。

Vinh氏はこの件について確認するため、Con Cung社へ問い合わせたが、Con Cung社は商品の製造地を明確に説明する代わりに、謝罪し、彼に100万ベトナムドン(44.24米ドル) 分の商品引換券を贈った。この問題に対するCon Cung社の対応への不満から、Vinh氏はベトナム競争庁(VCA)へ苦情の手紙を送った。

「会社からの謝罪や補償は、私は求めていません」とVinh氏は述べた。「私はただ、製品品質の問題と、この会社の言質である『品質』という言葉を証明する法的書類をこの会社に明らかにして欲しいだけです」

726日の夕方、Con Cung社は製品CF-G127011の製造地に関する情報を詳述した声明を発表した。これには、請求書、市場に製品を売り出す際に用いられる過程、該当製品ロットに付けられたタグは工場による誤りだったという確認の手紙が含まれていた。

Con Cung社は地元当局が押収した他の製品について一切言及しなかった。

Con Cung社の筆頭株主であるサイゴン証券アセットマネジメント(SIAM)Nguyen Duy Hung会長は、表明したCon Cung社製品に対する自身の考えとして「タグが付け替えられた製品は偽造品です。偽造品を買わされることを顧客は容認できません」と述べた。Hung会長は自身のFacebookアカウントで次のように投稿した。「Con Cung社にとって、この問題を解決する唯一の方法は、市場で製品を売り出す前の全過程を公にすることです」

日本を拠点とする大和証券とベトナムのサイゴン証券アセットマネジメント社(SSIAM)による共同ファンド「ベトナム2号ファンド」から投資を受け始めた20173月以降、Con Cung社は急速に発展し、昨年だけで130店舗オープンした。現在、国内におけるCon Cung社の総店舗数は346店である。ここ数日間で、Con Cung社のFacebookページには製品の安全性に対する信用について多くのコメントが書き込まれた。それらの大部分は、Con Cung社に対する失望だけでなく、製品が彼らの子供たちに何らかの形で悪影響を与えるかもしれないという懸念を訴えていた。

Con Cung社製品は値段が高いです。私は生まれてくる赤ちゃんのためにたくさんの品を購入しました。私は今、憤慨しています」とHong Nguyenさんは述べた。

「私は私の赤ちゃんたちのためにミルクを買いました。現在、Con Cung社は私をとても不安にさせています。母親として、私はとても混乱しています」とPhuong Linhさんは述べている。

「私は2人の子供たちのために6年以上もCon Cung社製品のみを購入してきました。このような問題により、私には安全に対する選択肢がなくなりました」とHuynh LoanさんはCon Cung社のページに投稿した。

724日、国内のCon Cung社全店舗を調べる調査団設立のため、商工省のDang Hoang An副大臣が政令No.2611/QD-BCTに署名した。これに先駆け、市場管理部(MMD)が数日間かけてハノイとホーチミン市にある数店舗を予備調査していた。

調査は副大臣が署名した日から10日間かけて、Con Cung社の 2017年以降の商業活動について行われる。

事前にホーチミン市場管理部が国内第二都市にある70店舗を調査し、製造地の解明のために5億ベトナムドン(22,123米ドル)相当の5000品以上を押収した。管理部による調査結果は近く発表される予定だ。



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最終更新:2018年08月09日

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