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ベトナム:靴・アパレル製品の受注が急増

米中貿易戦争の悪影響を避けるため、国際メーカーは生産発注を中国からベトナムに移転しなければならないため、ベトナムの革靴およびアパレル製品輸出は好調に推移するであろうと予測されている。

ベトナムの革靴輸出比率が37%の中、米国市場は現在ベトナムのアパレル収益の約47%を占めている。それゆえに、「労働者(Nguoi Lao Dong)」紙の報道によると、貿易戦争の加速は国の主要輸出品目に大きな影響を与えるという。

 

チャンスの増大とともにリスクも増大

商工省は米中貿易戦争の影響を首相に報告し、中国のアパレル製品・革靴製品の大規模な流入の危険性を指摘した。 しかし、別の観点から見ると、貿易戦争は国際メーカーが中国からベトナムへの生産発注を移行しなければならなくなるため、ベトナム企業が市場シェアを拡大し、米国への輸出を促進するのに役立つ可能性がある。

ベトナム皮革・履物・ハンドバッグ協会(Lefaso) 副会長のDiep Thanh Kiet氏によると、米国は当初、主に中国の技術的製品への課税に集中する方向であり、貿易戦争は次の1-2ヶ月間は現地の靴産業へ影響を及ぼさない可能性があるという。

Kiet氏によると、関税の影響は次の段階では履物、アパレル製品、および繊維など他の分野にまで広がる可能性があり、それはベトナム企業にチャンスとリスクの両方をもたらす可能性がある、と述べた。輸入業者が高い米国関税を避けるために中国の代替えとしてベトナムを選ぶため、輸出受注の急増になるだろう。しかし、国はアパレル製品および木材などその他の分野でもまた輸出受注を増やすため、国内および外資企業間の人材争奪戦が厳しくなっていくだろう。

 

中国製品の原産国詐称に関する懸念

LEFASOのKiet氏は、投資家の視点からの懸念点として、中華系企業が彼らのアメリカへの製品を輸出するためにベトナムを製品原産国として利用する可能性を主張している。

中国企業の一部はベトナムで輸出前の製造を完了させるために工場を移転させる可能性がある。この問題は、中国企業が靴製品の梱包と輸出業務をベトナムへ移転させた10年前から既に発生していた。

「この策略はベトナム企業が深刻な影響を受ける可能性があるため非常に危険である。LEFASOおよび行政機関はこの問題の再発を恐れている。しかし、政府はこの問題を対処するための経験がある」とKiet氏は加えた。

サイゴン証券の報道によると、近年のアパレル業界における中国での受注はベトナムへ移行している。ベトナムは低い労働コストおよび数多くの自由貿易協定などがあるため、グローバル企業の第一選択肢となった。これに加え、中国はアパレル分野から技術分野へ焦点を移行している。

ホーチミン縫製・織物・刺繍・編み物協会会長であるPham Xuan Hong氏は、貿易戦争が続くとこの移行が進展すると主張した。 したがって、行政機関は中国企業がベトナムを利用して製品生産国を偽装することに対して慎重にならなければならない。

更に、サイゴン証券の調査チームは、ベトナムからのアパレル輸出が今後数四半期内に20-30%急増すれば米国はベトナムを特別支配し高い税率を課す可能性があると警告した。

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最終更新:2018年07月24日

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