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ベトナム:ロッテベトナム、黒字転換はいつになるのか

ロッテベトナムは、損益分岐点まで開業から平均58年かかるとしているが、同社はベトナムでの開業から11年経ってもなお、8000億ベトナムドン(3520万米ドル)の累積損失を報告している。

ロッテベトナムショッピングJSCは、2006年末にベトナムで小売販売業として開業した。ベトナムは若い世代の労働力が豊富で、急速な都市化の中、産業製品・サービスの進展も速いことから、アジアで最も可能性を秘めている小売・流通市場である。

そのため、ロッテベトナムショッピングはベトナムの大都市・省の貿易センターへの新たな投資を決断し、同時に現在の貿易センターの改良、施設への投資を行い、投資家らが急速に投資拡大していく一方で、販売施策とサービスを向上させた。

ロッテベトナムショッピングのJeong Seong Won最高財務責任者は、長期投資を約束し、短期損失を受け入れた。「韓国とベトナム間の協力体制を強化するために、ベトナムへの投資拡大を継続するつもりです。これは我々の戦略的展望であり、ベトナムへの長期投資を約束するものです。」とWon氏はベトナム経営代理店への書面で強調している。

「しかし、ロッテベトナムショッピングは投資の初期段階に留まっており、事業は期待していた結果とは異なり損失を出しています。長期で見た時に好成績を出すために、短期の損失を受け入れるのは、どの企業でも当たり前のことです。時が来たら、損益分岐点に達し、利益を出せると確信しています。」とWon氏は述べた。

また、ロッテベトナムショッピングは、監査済財務諸表でおよそ8000億ベトナムドン(3520万米ドル)の累計損失が示されており、現在の企業資産価値は1.6兆ベトナムドン(7040万米ドル)であると認めている。

同社の累計損失は、2009年〜2016年にかけての13箇所の貿易センターと大型スーパーマーケットを次々に創業したことと、オンラインショッピングプラットフォームSpeed Lの展開によるものだ。

「損益分岐点に達するには、開業から平均58年が必要です。」と同社の代表は述べている。

同社は、13箇所の貿易センターや大型スーパーマーケットのためのインフラ設備、一等地、現代機器の購入や、事業・企業経営の継続費用に8.9兆ベトナムドン(39300万米ドル)以上を費やしたと明かした。

競争率の高い市場で、同社は顧客を獲得するために広告、販売促進、その他サービスに多額の費用を費やした。それゆえ、いくつかの企画は計画通りの利益を得なければならない。

さらに、業績の良い貿易センターも他の損失の埋め合わせはできなかった。

「我々は2020年には利益を出せると期待しています。」とロッテベトナムショッピングのCEOは述べている。同社は、100%韓国出資企業であり、ベトナムに13のショッピングセンターを持っている。

ロッテグループの2017年財務諸表では、ロッテベトナムショッピングの負債は企業資産よりも45倍も高く、ベトナムで開業して11年経った現在、累積損失は1億米ドル以上となっている。



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最終更新:2018年05月29日

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