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ベトナム:海外流通チャンネル獲得に向けた国内企業の奮闘

「ベトナム企業が海外市場で販売を行うためには、製品の品質・安全性の確保に加え、適切な価格設定と消費者の需要を満たすことが重要である。」とイオンベトナムの副社長である佐伯直久氏は述べた。

512日~18日に開催された「ベトナム製品ウィーク」期間中に、ベトナムの製品がホーチミン市のイオンモールで初めて販売された。

このイベントのねらいは、流通チャンネルを通じてベトナム製品の輸出を促進することであった。

同イベントで紹介された140品目の中には、16のベトナム企業による加工食品、農作物、オーガニック製品、消費財、手工芸品やギフト用品が含まれ、その多くがホーチミン市の食料および食料価格の安定のためのプログラムに従事しているものであった。

イオンモールのスーパーマーケットは、多くのベトナム企業がサプライヤーになりうることを認識していると佐伯氏は述べた。

さらに、イオンが国内企業に求める最も重要な条件は製品の安全性であり、ベトナム製品を海外で販売するために求められることは、製品の品質を高めること、国際基準を満たすこと、期限通りに納品することであると付け加えた。



201710月、投資・貿易促進センターは、ベトナム製品をイオンに紹介するプログラムを実施した。

このイベント後には、23の企業がサプライヤーとなった。

通商産業省によると、2000年代初め以降ベトナムの小売市場は、ドイツのMetroやフランスのBourbon等の草分け的な企業を中心に、多くの海外投資を誘引してきた。

ベトナム企業にとっては、輸入業者を通じて製品を輸出するのではなく、国内の外国流通業者にアクセスする機会があるということだ。

特に木材品、衣料品、皮革、履物等のベトナム製品の直接輸出比率は、売上高、販売量共に低いため、同省は外国企業と国内企業とを直接接続するよう取り組みを始めた。

この取り組みは、ベトナム企業が消費者の需要をよりよく理解し、現代的なマネジメントを学ぶ一方で、外国流通業者は多様で高品質の製品を所有するので、ベトナム企業と外国流通業者の両方に利益をもたらした。

さらに仲介費用の削減により、両者はより高い利益を得ることができた。

フランスのCasinoスーパーマーケットチェーンで2011年に初めて開催されて以来、同じくフランスのMetroCarrefourSegos、韓国のLotteEmart、日本のイオン、タイのCentral Groupを含む多くの小売チェーン店で、ベトナム製品ウィークが開催された。

2016年、イオントップバリュの最高責任者である塩谷雄一郎氏は、同社がベトナムから2億米ドルの商品を輸入し、スーパーで販売することを発表した。

イオンは20187月と9月にも引き続きベトナム製品ウイークを開催し、企業同士のパートナーシップを結ぶ機会を設ける予定である。

ベトナムLotte Mart2015年以降、ベトナム企業をサプライヤーとして活用しており、2016年には1.3兆ベトナムドン(約5720万米ドル)相当のベトナム製品を輸入した。

インドネシアと中国に軒を連ねるスーパーマーケットチェーンだけでも、約1000億ベトナムドンのベトナム商品を買い取った。

最も人気のあるベトナム製品は、水産物、衣料品、消費財である。



Lotte Mart2017年、農作物、生もの、高品質でリーズナブルな消費財を中心としたベトナム製品に2兆ベトナムドン費やした。

外国流通業者はベトナムから新しいサプライヤーを求め続けるだろう。

商工省は2018年、ベトナム企業に対し競争力と適応力を強化させ、外国流通業者へのアクセスを促すために集会を開催する。

国内企業と外国流通業者の連携を図り、双方の要求や需要を理解することがねらいである。

同時に同省は、海外直接投資の流通業者に技術移転と国内企業の能力向上を促し、海外サプライチェーンへの参加を支援する予定である。



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最終更新:2018年05月29日

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