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ベトナム:中国に続くロッテマートの撤退対象となりうるか?

ロッテホールディングス香港社は、中国にある大半の特約店を5500万米ドル以上で地元企業に売却した。ベトナムは10年連続損失の結果として、次の撤退対象となりうるのだろうか。

韓国の巨大百貨店ロッテは、大型チェーン店の1つを地元企業の青島利群集団に売却することを発表した。これは世界第二位の経済大国である中国からの撤退に向けた大きな前進である。ロッテホールディングス香港社は、中国のロッテマート上海や近辺地域の経営権100%を、2914億韓国ウォン(27270万米ドル)で青島利群集団へ売却する予定だ、報告書類で述べている。青島利群集団は特約店53店舗を買収し、残りの店舗は閉店となる可能性が高い。

2週間前、ロッテは北京市内の21店舗を、地元の北京物美(Wumei)商業集団に売却すると決定した。内訳は販売店10店舗とスーパーマーケット11店舗で、総額は約2485億韓国ウォン(23260万米ドル)に上る。

青島利群集団との契約により、中国には14のロッテ店舗が残るのみとなる。ロッテはこれらの店舗も上半期に売却を終える計画で、多くの小売業者と交渉している。

ロッテマートは、中国進出から11年で撤退することになる。2007年、ロッテマートはドイツの販売代理企業から大型店8店舗を獲得することで中国市場へ進出した。しかし、20172月中国政府は中国国内のロッテマート87店舗を営業停止にした。

昨年、ロッテマートの中国での売上は76.9%減少で、2630億韓国ウォン(2.4億米ドル)の損失となり、この営業停止でさらに2680億韓国ウォン(2.5億米ドル)の損失を受けた。営業利益と人件費支払いによる損失を考慮すると、ロッテマートの累計損失額は10億米ドルを超える計算だ。一方、別のロッテグループ子会社、ベトナムでロッテマート系列店を経営するロッテ・ベトナム・ショッピング・ジョイント・ストック・カンパニーも、連続損失を報告している。

ロッテ・ベトナム・ショッピングは2006年末に投資許可が下り2007年に運営を開始後、2008年に販売活動を開始し、平均収益は年間約50%の成長率であった。何億米ドルもの年間収益にも関わらず、ロッテ・ベトナム・ショッピングは、ベトナム進出から10年で総額約1億米ドルの損失を抱えている。

中国から撤退の後、ロッテグループは東南アジア市場をどのように位置づけるのだろうか?10年連続損益のベトナムからも撤退するのか、または中国撤退で得た5500万米ドルの一部を、貿易センターが13箇所しかないベトナムに投資するのだろうか?

20183月、ロッテグループのHwang Kag-Gyu副会長は、Nguyen Xuan Phuc首相に対して、ロッテグループはベトナムへの投資を継続し、ベトナムから企業活動への支援を受けることを期待していると述べた。さらに、“ロッテは将来もベトナムへ投資継続することを前向きに考えている”とHwang Kag-Gyu副会長は強調した。



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最終更新:2018年05月22日

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