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べトナム:繊維・アパレル輸出が今年350億米ドルに達する見込み~VITAS会長に訊く(後)

(前編より)



XH記者:第4次産業革命テクノロジーが製造業に及ぼすメリットについて、詳しく教えてください。

Giang会長:第4次産業革命テクノロジーには多くがあります。

たとえば糸部門では、以前は5万台のスピンドルに投資した上で、その操業には約400名の作業者が必要でした。しかし現在の技術では、5万台のスピンドルを扱うのにわずか100人、いや、58人の労働者しか必要としません。

製織部門では、以前は1人の作業者が45台の織機を管理していましたが、現在の自動織機は1人の作業者で91012台を管理できます。これらの機械は最新鋭で、高い生産性を提供しています。

染色部門では以前は手作業が必要でしたが、今ではソフトウェアを用いて染色プロセスを自動で行うことができます。

デザイン部門においても、以前はデザイナーが1日に2種類のデザインを行うことが精いっぱいでした。現在では3Dデザイン・ソフトウェアによって、1520分以内にデザインサンプルを制作することができます。

技術の発展は、生産時間を削減し、製造者が消費者により多くの新製品を提供するのに役立っています。



XH記者:そのような技術の進歩は雇用に影響を及ぼしますか?

Giang会長:アパレル産業のすべてが自動化でき、すべての製品が自動的に生産されるわけではありません。シンプルな縫製の製品しか自動化できず、複雑な縫製が必要な製品の生産には、まだ人手が必要なのです。



XH記者:繊維・アパレル産業に対する外国直接投資の状況について教えてください。

Giang会長:年初来の繊維・アパレル産業に対する直接投資は、11億米ドルにも上っています。彼らは主に、糸と織物に投資しています。

1四半期は旧正月があったため、外国人投資家はこの時期にあまり投資しなかったと考えられます。外国直接投資は、第2四半期以降に大幅に増加すると見込まれています。

中国、台湾、香港、日本、韓国、タイ、米国、EU、ロシアなどの国々は、ベトナムの繊維・アパレル産業への投資を強化しています。



XH記者:アセアン・香港間自由貿易協定が2019年に発効する予定ですが、そのことは繊維・アパレル産業に大きな影響を与えると思いますか?

Giang会長:香港は人口が少ないため、このアセアン・香港間自由貿易協定は、CPTPPやベトナム・EU間自由貿易協定など、他のFTAと比較して業界にさほど大きな影響を与えないだろうと考えています。

アパレル業界はCPTPPに大きな期待を寄せています。英国や韓国が協定に合意したり、米国が協定に復帰したりすれば、ベトナムの繊維・アパレル産業にとって大きな原動力となるでしょう。



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最終更新:2018年05月02日

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