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ベトナム:2018年は繊維・アパレル製品の輸出が明るい見通し

ベトナム繊維協会(VITAS)によると、多くの企業が2018年第3四半期末までの注文をすでに受注済みであり、ベトナムが定めた2018年中の繊維・アパレル製品の輸出目標である340345億米ドルが到達圏内になるという。

VITASの統計では、繊維・アパレル製品の2018年第1四半期の総輸出額が昨年同時期から13.35%増となる76.2億米ドルになると予想されており、本年の目標の22.4%に到達する。



1四半期は繊維輸出が急成長

VITASTruong Van Cam副会長によると、アパレル製品のみの輸出収入が59.8億米ドルとなり、2017年第1四半期と比較して12.49%増加したという。従来の繊維・アパレル製品に加え、布、繊維、ジオテキスタイル、繊維・衣料付属品などの付加価値の高い製品の輸出も活発であった。

輸出市場では、アメリカ、包括的かつ先進的TPP協定(CPTPP)加盟国、EU、韓国、中国、アセアンなどの主要輸出市場に対する輸出収入が堅調であった。今年1月~2月にかけてもっとも輸出された品目は、Tシャツ、ジャケット、シャツなどであった。

ベトナム税関総局によると、今年第1四半期の対アメリカ繊維・アパレル製品輸出額は2017年同時期から13.2%増となる31.4億米ドルであり、過去三年間で最も高い成長率であった。

VITASは、2018年の対アメリカ繊維・アパレル輸出収入が2017年より11%増の約138億米ドルに到達すると予測している。

企業の多くが2018年第3四半期末までの注文をすでに受注済みであるとTruong Van Cam氏は説明しており、国内外の好景気と合わせれば、2018年の目標である340345億米ドルがは到達可能な目標となる。



CPTPPがベトナム第2の繊維・アパレル製品輸出市場に

CPTPP加盟国に対するベトナムの繊維・アパレル製品輸出は、2013年~2017年の間に年間8%の成長率で増加しており、同国の繊維・アパレル製品の総輸出収入の約15%を占めている。

CPTPP加盟国内では、カナダ、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールが中国の繊維・アパレル製品を頻繁に輸入している。CPTPPが発効すれば関税減免の優遇措置により、ベトナムの繊維・アパレル製品がこうした市場に入り込むのに有利になる。例えば、カナダはCPTPPの発効後、ベトナム繊維・アパレル製品の関税分類品目42点の関税を即座に撤廃することを約束している。

2018年中のCPTPP加盟国に対するベトナム繊維・アパレル製品の輸出額は、対前年10.5%増となる48億米ドルに到達することが予測されている。ベトナム繊維・アパレル製品の総輸出売上高の47%を占めるアメリカが現在のベトナムの最大輸出国であるが、CPTPP諸国はそれに続く第二の輸出市場になる予定である。

しかしながら、CPTPP発効時に関税優遇措置を享受するためには、糸の段階から製織、染色、縫製の段階に至るまで、CPTPP加盟国内で行われなければならないという「繊維製品の原産地規則」をベトナム繊維・アパレル製品が遵守しなければならない。

縫製・アパレル産業の発展度合いに関して言えば、ベトナム企業にとってCPTPPが定める技術基準はそれほど大きな問題ではない。争点は、完成品の総価値に占める衣料・縫製付属品のCPTPP加盟国内での生産割合が、基準に達するか否かとなる。



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最終更新:2018年04月25日

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