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カンボジア:縫製労働者の年金支給は60歳以降

民間セクター労働者は60歳で年金を受給できるが、特定の条件を満たす必要があると政府関係者が36日に述べた。

36日、国家社会保険基金10周年記念のイベントで、国家社会保険基金のOuk Samvithya総裁は、縫製労働者や非正規セクターで働く人々は、退職後に年金を受給するためにはいくつかの条件を満たす必要があると述べた。

しかし、年金制度の計画案が完成するまでは詳細についてコメントできないとしている。

「現在、まだ計画段階にあるため詳細については話さないが、言えるのは国家社会保険基金から年金を受給するには勤続年数と基金への積立が必要だということだ。そうした人々が60歳になった時に政府から年金を受注することができる」とSamvithya総裁は述べた。

「年金を受給するためには労働者何人が積立を行う必要があるのかについてはまだ言えない。法案が完成した段階で全てを開示するので皆が知ることになるだろう」と彼は述べた。

Hun Sen首相は最近行われた毎週恒例の訪問の際、縫製、製靴産業の労働者に対し、2019年から退職手当を受領できるだろうと述べた。

首相は、年金制度の下、退職する労働者は給与の80%を受給できるとしている。

カンボジア縫製業協会のKaing Monika 副会長は、制度を歓迎するが縫製企業にとっては新たな重荷となるであろうと述べた。

Samvithya総裁は、過去10年間で1万社以上の企業が国家社会保険基金に登録したと述べた。その結果、140万人もの労働者が1億700万ドルを国家社会保険基金に拠出している。基金はその資本から労働者の健康保険や葬儀費用、その他の社会的保障を担っている。

国家社会保険基金には1万人以上の外国人労働者も登録しているという。

労働者運動共同組合のPav Sina会長は7日、カンボジア人の労働者が退職金を受給できるようになるのはよいことだと述べた。しかし、政府が設定した年齢制限は高すぎると話す。

「政府が労働者のための年金制度を作っていることは歓迎するが、受給年齢60歳は高すぎる」と彼は話す。Sina会長は、縫製工場は通常60歳までの就業を認めないため、退職年齢を45歳から50歳にすべきであると提案している。

「工場は歳をとった労働者を、年齢を理由に退職させるだろう。歳をとった人々は若い人々に比べると動きも遅い」と彼は述べた。

Hun Sen首相は昨年末、公務員の退職年齢を60歳としている。

民間セクターで働く人々の年金制度は20173月に議論が始まり、2017年末までには開始されることが期待されていた。

Samvithya総裁は当時、年金制度は退職後の民間セクター労働者を守ることを目的に作られたと述べた。

「国家社会保険基金は民間セクターのための年金制度を早急に創設することを予定している。今まで民間セクターにはこうした制度がなかった」と総裁は2017年に述べている。



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最終更新:2018年03月13日

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