インドシナニュース

繊維のサプライ・チェーンの中の欠如

    ベトナム繊維協会(Vitas)総書記Dang Phuong Dung女史によれば、現在の繊維業界は生産構造上、バランスを欠いているということである。具体的には、原料の綿について、ベトナムでは、現在、年間約40万トン必要とするが、国内ではわずか3000トン(0.75%)ほどしか対応できない。化繊糸も生産需要は約40万トンあるが、国内では12万トン(30%)しか対応できていない。
    しかしながら、現在のサプライ・チェーンの最大の不合理なポイントは、製糸、織布、染色の領域の中で、糸は、現在、全国で360万錘、業界全体での生産量は年間514000トンで、そのうち約334000トン(65%に相当)が輸出に向けられている。残りは年間12億mのキバタが縫製に向けられる。しかし、ベトナムの生地の種類、品質は輸出縫製品の要求(多品種で、市況に応じての変化に対応)には応えられていないため、縫製業界では年間60億mの生地が必要となり、約52億mの生地を輸入している。これ以外にも70%の副資材は輸入に頼っている。
 
    上に述べた原材料のアンバランスが、少なくない企業をFOB形式(原料の輸入からデザイン・設計、生産まで全工程を請負う形式)の生産から加工生産に押し戻し、結果として、利益の大幅な目減りを招いている。
 
     Binh Hoa縫製社長のPhungDinh Ngo氏は、2009400-500名の工員を工場に抱え、通常FOB形式で生産していた。直接注文でやりとりするので利益は20%以上にも達していた。
 
     けれども、2011年から現在まで経費の上昇の影響で、外資企業からの加工縫製に対応しなければなくなった。「利益は大きく減って、会社は規模縮小しなければならなくなり、今では工員も100名足らずだよ」とNgo氏は言う。
 
     加えて、綿花だけでなく、他の原材料の輸入に関しても、多くの繊維企業は注文をこなすうえで多くのリスクに直面することになっている。多くの企業の代表が口を揃えて、原材料供給の壁にぶち当たって、生産が影響を受けることはたびたびあり、納期が遅くなり、企業は先の注文の資材の遅れが後の注文に影響するリスクを負わなければならない。さらには、納期遅れのためにペナルティを課されるリスクもある。

      こうした上記の問題の解決のためには繊維業界は加工生産からFOBOBM(海外のスーパー、商業センター

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最終更新:2012年05月01日

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