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ベトナム:女性の労働参加率は高いが、不平等が残る

ベトナム人女性のおよそ72%が就業しており、女性の労働参加率は世界平均値(42%)よりも高く、カンボジア(81%)に次ぐ。

この統計はベトナムの非政府・非営利組織である開発統合センターが最近発表したもの。

この数値は調査、さらにOxfamとベトナムの非政府組織6団体が組織した移動労働者ネットワークM.netについての研究に基づいている。

報告書によると、ベトナムの全労働者に女性の占める割合は48.4%にのぼる。しかし、女性はまだ仕事の場での不平等に直面している。

報告書では縫製、皮革製靴、電子産業が事例として取り上げられている。これらの産業では女性の占める割合が70%を超えるが、世界的なバリューチェーンから見れば彼らが受け取る報酬はほんのわずかなものだ。

縫製産業で製造にかかる人件費が占める割合は製品小売価格の2%に過ぎない。それに対し、経営者は利益の16%を得ている。企業は人件費削減の圧力をかけており、結果としてベトナムの労働者は膨大な業務を抱え、低賃金で長時間労働を余儀なくされている。

報告書ではまた、ベトナムの職場における男女間の不平等も指摘している。非正規労働市場で働く780万人もの女性労働者は、劣悪な労働環境に直面している。

60%近い非正規の女性労働者は低賃金、安全ではない職場、福祉制度の欠如にも関わらず勤務している。しかし、こうした条件下にある男性労働者の割合は31.8%に過ぎない。

また、あらゆる技能レベルにおいて、キャリア開発の面でも女性が不利となっている。

女性が管理的ポストに占める割合は26%に過ぎないのに対し、女性は単純作業の52%、家事労働の66.6%を行なっている。

未熟練労働者の失業者の57%以上を女性が占めており、そのうち半数以上が職業訓練を受けている。失業している女性のおよそ55%が学位保持者である。

同等の仕事をする男性と比較すると女性の給与は11%低い。給与の男女差は技能レベルが上がれば上がるほど広がると報告書は分析している。



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最終更新:2018年01月30日

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