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ベトナム:注文不足でホーチミン市内の縫製工場の閉鎖相次ぐ

注文不足に伴い、ベトナムではここ最近、多数の繊維・縫製企業が閉鎖を余儀なくされている。

テト(旧正月)の祝日を目前に多くの労働者たちが職を失い、生活に打撃を与えている。

トゥドゥックのリンチュン輸出加工第一区にあるK繊維会社では2017年半ば以降、生産性が低い高齢労働者や生産ラインの容易な段階に従事する労働者が約800名解雇されている。こうした労働者たちが新しく就職先を見つけるのは大変難しい。

同様に、Shing Viet社でも受注数の減少から運営を維持するのが難しく、トゥドゥックのTruong Tho 地区にある第二工場で労働者400名との労働契約終了に向けて交渉している。

Fenix Knitting Vietnamでは倒産手続きの一環として工場を閉鎖することを発表しており、労働者220名が失業に瀕している。さらに同社では労働者の賃金や社会保障の支払いで遅延も発生している。

企業が新しい生産技術に投資をおこうなうことにより生産ラインが自動化され、ロボットが登場し、繊維・縫製・履物産業では多くの労働者が職を失いつつある。

実際、多くの企業では工場でロボットが人と並んで一緒に作業するか、いくつかの生産段階では労働者に取って代わってさえもいる。

12地区にある、バックパックやハンドバッグの生産に特化したSakos株式会社の代表によると、自動ねじ切り盤が各生産シフトご毎に4-10人の労働者に取って代わることができ、ロボットが3作業シフトあたり30人近くの組立作業員に取って代わることができると言う。

近日開かれたホーチミン市内のセミナーにて、ベトナム商工会議所(VCCI)のNguyen The Hung副所長は、東南アジアではインダストリー4.0の影響で、繊維・縫製・履物産業に従事する920万の労働者の3分の2が失業の危機に扮しているという国際労働機関のデータに言及した。

ベトナムでは関連分野の労働者の86%が自動化や産業化の波にひどく影響を受けている。その中でも女性労働者が受ける影響は計り知れない。

関連分野が国内労働者に作り出す雇用は大きく、この危機が大損害に繋がる可能性は高い。

それでもこれまで多くの企業が多数の労働者を採用してきた。例えば、Saigon 3繊維会社は生産規模拡大に向け700名以上の労働者を採用することを発表している。同社では現在でも、最新機器を操作する労働スキルを持つ労働者を募集している。

8000人の労働者を雇用しているホーチミン市内の繊維企業の社長は、4次産業革命が多くのチャンスとともに様々な課題をもたらしていると語った。第4次産業革命は資格条件が通常の労働者よりも高く、雇用の確保が大きな問題となっている。自動生産が運用されれば、労働者たちは労働スキルを高めることによって変化に応じていかなければならない。



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最終更新:2018年01月16日

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