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ベトナム:難題山積みの竹・藤産業

業界の内部関係者によると、ベトナムの竹・籐分野には潜在的な成長の可能性があるにもかかわらず、成長スパートを阻むような問題に依然として直面しているという。

ベトナム伝統工芸村協会のLuu Duy Dan会長は、国内の手工芸産業全般、特に竹・藤分野における、戦略的計画の不十分さに伴う業績不振が原因だと述べた。

先住民開発や技術の遅延、そして商品のデザイン性の乏しさなどから、国際市場ではベトナムの竹・藤製品メーカーが国外競合者の製品と競争することは難しいという。

また財源の乏しさ、原材料不足、輸出契約の不安定さなども、生産量が伸びない原因になっているとDan氏は述べた。

ハノイ産業促進センターのHoang Xuan Thuy所長も、国内の竹・藤分野の成長を阻む大きな要因の一つが原材料不足であることに合意した。

ハノイの竹・藤製品生産者によると、原材料は北部山岳地方、中央部、さらには海外からも仕入れているという。しかしながら、小規模かつ不安定な原材料の仕入れが企業の運営にマイナス影響を与えているとThuy氏は述べた。原材料の十分な仕入れ先を見つけることができず、多くの企業が輸出向けの大規模契約を辞退せざるを得ない状況に陥っている。

竹・藤分野の発展を促すためには効果的な発展計画を練ることが重要であると貿易専門家は強調した。また専門家達は、手工芸事業、地元民、国家管理機関の、原材料計画や材料保全センターの設置、製品デザインに対する密接な協力体制についても呼びかけた。

企業自体が開発戦略を練る上でイニシアチブをとり、アメリカや日本など従来の市場に頼るのではなく、新たな輸出販路を開拓していくべきだとThuy氏は述べ、企業は輸出市場をよく調査し、各市場に適した製品を大量生産していくべきだと専門家達は述べた。

特にベトナムではさまざまな国やブロックと自由貿易協定を締結していることから、製品の輸入を行なっている国の厳しい基準に合うよう、製品品質を向上させることも必要であるという。

ベトナム国内には現在竹・藤の工芸村が1000以上あり、全工芸村の24%を占めている。

現時点で同分野の年間総輸出売上高は2億万米ドルであり、ベトナムの竹・藤製品は130の国や地域で売られ、世界の市場シェアの3.37%を占めている。

税関総局が11月中旬に発表した統計によると、竹・藤製品の輸出高は23110万米ドルであり、アメリカ・日本への輸出が好調である。

また専門家達は、ベトナムの竹・藤製品の輸出は今後10億米ドルに到達すると予測している。



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最終更新:2017年12月20日

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