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ベトナム:eコマースの新たな方法が生まれる(後)

(前編より)

 

2016年、ベトナムのeコマース市場は22%増加し、収益は40億米ドルに到達した。

しかしながら、eコマースが全国の商品・サービスの小売収益に占める割合は3%程度に過ぎない。

最近台湾で開かれたASEAN=台湾のeコマースに関する談義に参加した商工省のMinh氏によると、外国の投資家にとってベトナムのeコマース市場は大きな関心の的であると言う。ASEAN地域において最も可能性の高いeコマースの投資先として、ベトナムはしばし上位2~3カ国に数えられている。

同市場は2020年まで最大30%の成長率で伸びることが予測されており、合計収益は70-100億米ドルと、外国投資家にとっても十分な余地があることを示しているとMinh氏は述べた。「共通の言語があるため現地顧客にアプローチする際は国内の販売業者に強みがありますが、こうした業者は運営や技術、販売テクノロジーといった点に弱点があります。」

国外のeコマース企業は、国内の企業にはまだ難しい、社会的発展につながるようなテクニカルサービスやアプリケーションを持って現地顧客を惹きつけ、サポートするよう努めるべきだとMinh氏は述べた。Facebookの広告やUberがこのトレンドの良い例だ。

ベトナムeコマースアソシエーションによると、オンラインショッピングに対する顧客の信頼度の低さや不適格な配達・フルフィルメントサービスといった大きな障害があるにもかかわらず、ベトナム市場は新たな流通チャンネルを探し続けていると言う。

国内最大のeコマースイベントとなるオンラインフライデーが2016年12月に開催されて以降、オムニまたはマルチチャンネル販売というトレンドが勢いを増し、売り上げは急増している。店舗だけ、オンラインだけといったシングル・チャンネルの小売り方法は徐々に減少し、オムニ・チャンネルの小売方法に取って代わるだろうとベトナム小売業協会は説明した。

それゆえ、デジタル経済においては顧客へのアプローチ時にオムニ・チャンネルの小売方法が重要な役割を担う。

販売業者は3次元の画像技術やバーチャル・リアリティアプリ、さらには携帯電話の利用などを駆使し、顧客が思わずつりこまれるようなショッピング体験を提供しなければならない。

商売の分野においてでさえ、現実世界とバーチャル世界の境界が薄れつつあると説明したニールセンの2017年eコマースインデックスレポートの調査結果をVEAは引用した。「リアル」と「バーチャル」の要素を掛け合わせることで、顧客の利便性が高まり、特に携帯電話を中心としたデジタルスペースで顧客は値段の比較も行うようになる。

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最終更新:2017年12月08日

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