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ベトナム:工場新設の遅延に伴い台湾系縫製工場Eclat社の売上が減少

台湾の繊維・アパレルメーカーECLAT Textile社(儒鴻)は11月10日、新しいブランド顧客2社から相当額の収入を翌年中に見込んでいると表明した。

「新顧客の内の1社は来年、衣料品の発注を2億万台湾ドル(663万米ドル)行う予定で、もう1社は4億万台湾ドル規模の衣料品を(Eclat社から)購入する予定です。」とEclat社のHung Chen-hai (洪鎮海)社長は台湾で開かれた投資家向け説明会で説明した。

顧客需要の高まりを考慮すると、来年前半は売上が立ち直る可能性が高いとHung氏は同期間の事業見通しに対する前向きな見解を見せた。

Eclat社の利幅の見通しと翌年の製品ポートフォリオの予定について詳述することは避けつつも、同氏は投資家達に対し「2015年の水準まで売上が回復すると見込んでいます。」と説明した。

同社は今年前半、114.2億台湾ドルであった昨年同時期から2.88%減となる、110.9億台湾ドルの累積売上を計上した。

この数字は、114.3億台湾ドルであった2015年同時期の数字よりも2.97%低い結果となっている。

進行している同社の拡大計画については、ベトナムに開設予定の2工場が予定よりも遅れているものの、施設の運営許可を先月取得したとExlat社は発表した。

正式に稼働すれば、来年の第三四半期にはベトナムの2工場が収益に対して相当額の貢献をする予定であると同社は説明し、この拠点にある80近くの生産ラインが年間30億台湾ドルの収益を上げる見込みであると述べた。

闇雲に拡大するのではなく、好条件の注文を取捨選択していくのが同社の中核的戦略であるため、次の三年間は繊維工場を新設する予定はないという。

しかしながら、同社は既存のブランド顧客数社と協議中であり、世界的な衣料品のサプライチェーンにおけるeコマースの出現に応じて顧客ポートフォリオを調整することを検討している

アメリカのeコマース大手Amazon.com Incはスポーツウェアの自社ブランドに手を広げ、少なくとも2つの新しい商品ライン(Rebel CanyonとPeak Velocity)が同社のウェブサイトに出現し始めている。自社ブランドの出現に関しては、Bloomberg Newsがビジネスインテリジェンス企業のL2 Incによる分析を引用することで11月7日に報じている。

Eclat社は現地企業であるMakalot Industrial Co(聚陽實業)と共に、Amazonからの注文を確保したという。なお、本件についての詳しい説明はされなかった。

一方Eclat社は収益性と採算性を維持し、世界の競争相手から一歩抜きん出るために、最新の印刷技術を用いて付加価値の高い商品を生産するためのデジタル印刷の工場を台湾に建設中である。

建設費用総額10億台湾ドル近くを投じて建設された苗栗工場は来年の第三四半期に生産を開始する予定で、織物製品1ヤードごとに3米ドルの付加価値を上乗せできると見込まれている。

投資家向け説明会に先駆け、Eclat社は前四半期の決算結果を11月8日に発表し、1年前には62.6億台湾ドルであった企業収益が2.56%減の61億台湾ドルに落ち込み、売上総利益も28.73%から28.4%に落ち込んだことを公表した。

企業データによると、同時期の税引前利益は8億4634万台湾ドルから8.95%増となる9億2207万台湾ドルとなり、益利回りは3.1台湾ドルから3.36台湾ドルに上がっている。

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最終更新:2017年11月14日

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