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カンボジア:GMACトレーニングセンター所長、生産性について語る(前)

最低賃金が再び上昇するという局面においては、アパレル・履物産業は生産性を高めることにでしか、一連の課題を解決できない状況に陥りつつある。

来年1月に施行されるこの産業の新しい最低賃金は、月額153米ドルから170米ドルにも引き上げられる予定である。

カンボジアアパレル研究所(CGTI)は、カンボジア縫製業協会(GMAC)が指揮を取り、業界の生産性問題に取り組むために今年8月に設立された。

クメールタイムズでは、このトレーニングセンターでディレクターを務めるAndrew Tey氏に、CGTIの役割と業界が直面している喫緊の課題にどのように取り組もうとしているかについて話を聞いた。

 

KT8月の設立以降、トレーニングセンターではどのような活動を行ってきましたか?

Tey氏:我々は7月中旬にトレーニングを開始しました。 現時点では2つのコースを用意しており、これらはマネージャーや監督者のためのコースです。 工場現場労働者だけでなく、マネージャーや監督者は工場にとって最も重要な要素ですが、監督者と労働者の間には常にコミュニケーション問題が発生しています。そのためこのコースでは、この問題に取り組もうとしているのです。

現時点において、ほとんどのマネージャーや監督者らは教育水準が低く、高いスキルも持っていません。 彼らのほとんどが高等教育機関で教育を受けた経験がないのです。そのためこれらのコースではクメール語通訳者を使いながら、外国人専門家が彼らのスキルや生産性を向上させる支援を行います。工場の生産性を向上させるには、こうした問題においてマネージャーの協力を取り付けることが不可欠なのです。

 

KT:近い将来、トレーニングセンターはどのようになっているでしょうか?

Tey氏:GMACの加盟企業からは、若手・中堅マネージャー向けにさらに多くのコースを開発してほしいとの要望が多く寄せられています。この地域では地元の人材が不足しており、現在多くの管理職ポストが外国人に占められています。こうしたコースを開発していけばやがて、我々の機関は東南アジアでも最大のトレーニングセンターになると考えられます。

我々は、シンガポールにあるTextile and Fashion Industry Training CenterTaF.tcとして知られている)をパートナーとして選び、トレーニングコースの開発やCGTIの運営を支援してもらっています。我々のビジョンは、カンボジアのアパレル業界全体を発展させることです。我々は既にマーチャンダイジング、品質保証、製品開発の3つの主要分野において、地元の人材を育成するためのコースを提供しています。またデザイナー向けに、デザインの手法とそれらをいかに売り込むかについても教える予定としています。

そのために我々は、業界におけるあらゆるスキルを開発することを目指すという包括的なアプローチを採用しています。我々はこの業界を発展させ、衣料品や履物の産業についての人々の考え方を変えていきたいのです。

 

(後編につづく)



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最終更新:2017年11月11日

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