インドシナニュース

ベトナム:AlibabaとTencentがベトナムの電子決済部門に着目(後)

(前編より)



買収に向けたTencentのハンティング

一方で、AlibabaのライバルであるTencentもかなり激しい動きを見せている。Tencentはその主力サービスであるWechat Payによって電子決済市場に参入するために、電子商取引プラットフォームを買収するという戦略を追求している。

Wechatは現在月間93800万人ものユーザーを抱えており、その決済プラットフォームはヨーロッパ、東南アジア、アフリカで運営されている。

ベトナムにおいてTencentの子会社であるGarenaは、現在ゲーム業界で大きなシェアを占めており、次に電子商取引に目を転じようとしている。最近では、Garena が社名変更したSeaが、Foody.vnの株式の82%を6400万米ドルで買収した。 SeaはまたShopeeAirPayの導入によって、電子商取引とオンライン決済サービスを拡充した。

現在Shopeeは毎月27003600万件の注文を受けているが、1日当たりにすると10万件に相当し、AlibabaLazada Vietnamに迫る勢いである。

多くの人々はTencentの決済申請について、電子商取引を通じてベトナムに浸透し、そこで確固たる地位を確立した後、金融部門に進出する目論見と見ている。特にWechat Payは、毎年何百万人もベトナムにやって来る中国人観光客を対象とする予定としている。

中国、ヨーロッパ、アセアン諸国、アフリカの実情を考慮すると、ベトナムに進出しようとしているこうした中国テクノロジー大手の戦略は、ベトナムの商業銀行を強く落胆させ、AlibabaTencentが今後のベトナム金融市場を掌握、操作するのではないかと恐れさせている。

WechatAlibaba、またはその両方がベトナムの金融市場に数千万米ドルもの資金を投入し、赤字覚悟で魅力的なプロモーションプログラムを立ち上げ、最初の23年間はサービス料さえ免除するようなことを想像してみて下さい。その際、ベトナムの決済部門の未来はどうなっているでしょうか? WechatAlibabaにとって、市場シェアを拡大するのに1000万米ドルや1億米ドルは大した問題ではないのです。」とVietinBankTran Cong Quynh Lan副頭取は述べた。



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最終更新:2017年11月09日

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