インドシナニュース

ベトナム:労働集約型産業ではデジタル化工場が普及していく見込み

第4次産業革命により生産性は劇的に向上することが見込まれているが、インテリジェントな工場の出現に伴い製品サイクルは短くなる。

現在の繊維・縫製工場は10年間の内に姿を消し、86%の労働者が職を失うと専門官は予測している。

労働集約型である繊維・縫製産業は、人間の手によって現在行われている仕事に代わり、AIやロボット、IOTなどの新しい技術を利用するだろう。

第10縫製(Garment 10)株式会社のNguyen Thi Thanh Huyen最高責任者によると、ベトナムのような国には第4次産業革命によって多大なチャンスがもたらされるが、ロボットや最新機械の出現により、繊維・縫製産業の労働者の大部分が職を失うという。

その革命はベトナムにすでに影響をあたえはじめていると地元新聞は報じている。ハノイのとある企業では、ロボットの導入により80%の労働者を解雇している。

革命は労働集約型の産業だけではなく、いわゆる社会経済と言われる分野にも大きな影響をあたえることが見込まれている。

「我々はこれまでの3つの革命を逃しました。第4次革命でも同じことが起こるのではないかと考えています。」Son HaグループのHoang Manh Tan最高責任者は語った。

Tan氏によると、ベトナムの現在の工業生産はその多くが原材料の輸出であり、ほとんどが高い付加価値を生み出さない一次生産であるという。

「ベトナムの生産コストは近隣諸国と比較して随分と高くなっています。」中国では最新技術を使用し、大規模生産を行なっているため製品を低いコストで生産できるのだとTan氏は述べた。

商工省のNguyen Phu Cuong氏は、ベトナム企業の最大の障害は時代遅れの技術だとコメントした。そのため、技術のデジタル化には多大な時間と努力を要する。

「もし世界や地域の開発ペースに追いつくことができなければ、ベトナムは生産性の低下や過剰雇用などの様々なリスクに直面することになるでしょう。」とCuong氏は述べた。

またCuong氏は、ベトナムなどの発展途上国へは開発国から時代遅れの技術の波が来るかもしれないとも警告した。

産業革命の影響はプラス面もマイナス面も共に避けることができない。

ベトナム企業ができるのは、チャンスをフルに活用して課題に対峙することだけである。別の言葉で言えば、彼らは「第4次産業革命の波」を逃すことができないのだ。

Ho GuomグループのPhi Ngoc Trinh最高責任者は、10年間の内に労働者が完全にロボットによって取り替わることはないが、いくつかの分野で徐々に取り替わっていくだろうと考えている。

「その時までに、ベトナム企業は機械導入の費用を準備しておかなければなりません。」とTrinh氏は述べた。


無料レポート提供中!
~~ ミラン・コンサルタント ~~
ベトナムでのアパレル生産は
中国での生産とどこが違うのか?



ベトナム ジャンル:
最終更新:2017年10月12日

このページのトップへ戻る