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ベトナム:政府が縫製輸出振興のためのコスト削減策を検討

ベトナム縫製産業は急速な発展を遂げたが、今後は減速するかもしれない。

ベトナム商工省は今年1月から8月まで、世界規模で縫製製品の需要が減少したと発表した。

「人件費と流通コストが上昇しており、それが国内の輸出企業に重荷となっている。バングラデシュ、ミャンマー、カンボジアといった近隣諸国との苛烈な競争も状況を悪化させている」とThe Voice of Vietnamは報じている。

記事では競合国と比較した場合の問題点として、他国は輸出振興のための優遇税制など、政策による優遇措置を享受していることを挙げている。ベトナムにはそれほどの優遇策はない。また、米国やEUなど主要市場から特恵関税待遇を得ている国もある。ベトナムも環太平洋経済連携協定により米国からこうした待遇を受けられるはずであった。

商工省は国内の繊維・アパレル企業のコスト削減のための改正法案を作成中である。また、他省庁にも要請し、国内の繊維・アパレル輸出企業に対し行政手続きを簡素化するなどの支援を提供し、競争の阻害要因を取り除こうとしている。

ベトナム繊維アパレル教会のVu Doc Giang会長は、2017年は繊維・アパレル産業全体で輸出額およそ300億米ドルを目標としていると説明する。そのおよそ50%が米国向けで、次いで20.5%がEU、19.5%が日本、7.5%が韓国と予測されている。

OTEXAのデータによると、米国は7月までにおよそ68億米ドルの繊維・アパレル製品をベトナムから輸入している。これは前年同期比5.36%増となる。2016年、米国は総額113億ドルを輸入し、前年比2.27%の増加であった。

The Voice of Vietnamの報道によると、8月までにベトナムの輸出額は198億米ドルに到達している。しかし、商工省は大手の契約はすでに発注済みであるとして、300億米ドルの達成は難しいのではないかと懸念している。

コスト削減策の発効時期について、具体的なスケジュールは発表されていない。こうした削減案がベトナムに発注している企業に伝えられるかどうかも未定である。


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最終更新:2017年10月06日

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