インドシナニュース

ベトナム:H&M、ファストファッションフィーバーを巻き起こす(後)

(前編より)

 

ファストファッションの影響

ファストファッション又はインスタントファッションとは、人気が高くリーズナブルな、大量生産されたファッションラインを指す。キャットウォークデザインに着想を受けた中価格帯の衣服を生産し、最新のファッショントレンドに合うようなるべく早く売り出すことがこうしたファッションラインの基本方針である。素早い生産、迅速な配達、早急な購入速度である。

こうしたモデルは1990年代にZaraが先導し、H&MやTopshopなどの有名小売業者が後を追う形で発展した。ユニクロやForever 21、Mangoなどがこうしたトレンドのその他の成功例として挙げられる。

外国有名ブランドの間でベトナム市場は、肥沃で豊かな場所と長い間考えられて来た。ユニクロは現在も市場調査中であるが、ZaraやH&Mが大々的にデビューした今、次はこのブランドが進出を発表するかもしれない。

H&Mの東南アジア地区取締役のFredrik Famm氏は、H&Mがベトナムで暖かく迎えられた事に喜びを隠さなかった。

「H&Mではベトナムを可能性の高い市場と考えており、世界68カ国目の市場として参入を果たすには最適な時期です。」

ベトナムの顧客の暖かい歓迎と支援は、ベトナムで一番のブランドになりたいと願うH&MやZaraが、ファッションや品質、価格、配達で顧客に付加価値をもたらすという事により一層の自信を与える。

時代の影響を受けないベーシックラインから最新トレンドのデザイン、さらにはスタジオコレクションや他ブランドとのコラボレーションによるハイエンドコレクションなど、こうしたブランドは多数のファッションラインを持つことで、異なる顧客層の異なるファッション需要に対応できる様、ファストファッションのトレンドを促進している。

「店では気にいる物が何かしら見つかるはずです。」とFammさんは述べた。

ベトナムでは長い間安定した経済成長が続き、若い人々が購買権を持つ様になったことで、ユニークなファッションスタイルを作り出すことへの必要性が丈夫な商品への強い需要に取って代わり、ファストファッションが必要不可欠となったことも注目に値する。

Canifaの様な国内ファッションブランドのいくつかはこのトレンドを追う努力をし、若者からの注目も集めつつある。世界の有名ブランドと比較し、Canifaやその他のベトナムブランドは国内生産による値段の強みがある。

それゆえに、デザイン-生産-配達の段階が、時間とコストといった面ではより経済的なのだ。Canifaでもごく最近、ユニクロほど「ファッショナブル」ではないものの、それによく似た商品ラインのかなりいい線のコレクションをいくつか立ち上げている。

「Canifaのデザインや生地もよくなってきてはいるのですが、例え50-60%の割引をしていたとしても私はほとんど店に足を運びません。可能であれば、外国の有名ブランドの方がいいです。」とDo Thuy Linhさんは告白した。

次数年間にファッションがどの様な進化を遂げるのかを知る者はいないが、顧客がブランドの市場シェアを左右する。現在新しい広告の形や衣服デザインを持つ外国のファストファッションの存在が、ベトナムブランドに投資戦略を持ってよりアグレッシブになる様余儀なくしている。

「顧客が気軽に参加し貢献できる、持続可能な開発プログラムや活動を通じて、ベトナムファッション業界がより適した未来になる様に貢献することを楽しみにしています。」とFammさんは語った。

 


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最終更新:2017年09月26日

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