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ベトナム:サイゴンで最も古くから続く繊維市場ソアイキンラム市場

経済の度重なる浮き沈みや、ホーチミン市の社会経済状況の劇的な変化にもかかわらず、その特性を数十年にわたって維持してきた特別な市場がある。

市内5区のソアイキンラム市場は、ホーチミンだけでなく南部全体の繊維製品の重要な流通ハブであり、その旧来の役割は広く知れ渡っている。

ホーチミン一般、とりわけチョロンのにぎわいを見せる商売の洞察を得るための観光ツアーに参加したい観光客にとってオススメの場所にもなっている。

ホーチミン市には、特定種類の商品に特化した市場がいくつかある。例えばキムビエン市場は繊維製品や食品をはじめとする様々な分野で使用される様々な種類の薬品を入手することができることで広く知られているし、ソアイキンラム市場は色鮮やかで幅広い種類の布地で初めて来る物を惹きつける。

ドンカーンデパートメントストアとしても知られるホーチミン市5区のソアイキンラム市場は、中国系ベトナム人が多数住み賑わいを見せるチョロン5区のチャンフンダオ通りの端に位置している。

この市場はホーチミン市で最も古い繊維製品の卸売市場であるとされており、500近くの店が驚くような色彩やデザインの様々な布地を販売している。

ここで売られている繊維製品は、インドや韓国、日本、そしてとりわけ中国など、様々な国から輸入されている。市場の織物業者の大半は中国系ベトナム人、中国にいるパートナーとの強い取引関係を持っているため中国製品が多いのは当然である。

この市場はまた、ホーチミン市や近隣省の小売業者が卸売価格で布地の買い付けを行うのに人気の場所でもある。

布地市場に足を踏み入れた観光客は、売り手と買い手の熱気あふれる取引の光景や、活気ある中華街の形成に貢献する市場の慌ただしい動きに惹きつけられるだろう。

外国人旅行者は家のお土産用に色鮮やかな繊維製品を買うだけではなく、歴史や文化、そしてソアイキンラム市場とチョロンのユニークな特徴に関する深い洞察を得、サイゴンの中国人コミュニティの商売文化を経験し、地元住民の生活を垣間見ることができる。

ずっと昔に広東省からベトナムに移ってきた中国人一家に生まれ、チョロンエリアの中国人コミュニティの中で育ったLieu Ngoc Chauさんは事業を母親から受け継ぎ、20年以上市場で布地を販売している。

10年ほど前の全盛期ほど商売は繁盛していないものの、彼女は伝統的な家業を継続してくために市場での布地の販売に一生を捧げるつもりである。

日曜、ソアイキンラム市場で25年以上布地店を経営している42歳の女性商人はthe Dailyに対し、地元の人々が新しい服を作ろうと布地を大量に買い求めるため、年末に向けて市場はより活気を見せ忙しくなると語った。

しかしながら、経済の浮き沈みにより近年市場は不景気になってきていると彼女は加えた。

市場における商売の下降傾向は、ホーチミン市の新しい販売経路の誕生にも起因している。

それでも市場は依然として、ここで働く商人向けに輸送サービスを提供することで生活費を稼ごうと、様々に異なる地方からやってくる多数の労働者たちに雇用を提供している。


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最終更新:2017年08月05日

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