インドシナニュース

ベトナム:国内ファッションブランドが外国競合ブランドとの激しい競争に直面

ベトナムでは外国のファスト・ファッションブランドの流入が地元小売業者の市場シェアに対する脅威となっており、その地位を維持するためには変化を余儀なくされていると「投資」紙が報じている。

シャネル、ジョヴァンニ、サルヴァトーレフェラガモ、ヴェルサーチ、バーバリー、トップショップ、マンゴ、ザラなど、高級ブランドからファストファッションまで、多くのファッションブランドがベトナムに参入しており、ベトナムは世界のファッション業界で注目を浴びつつあると、ベトナムで多数のファッション番組を制作しているMultimedia株式会社Le Thi Quynh Trang社長は述べた。H&Mとユニクロもベトナム市場への参入を計画している。

「ベトナムの消費者需要は今ブランドにとって参入に熟した時期になっています。」

H&Mは数日後に、ホーチミン市に最初の店舗を開店する予定だ。スウェーデンに本部を置く同社は、ベトナムが今後鍵となる5つの市場の一つであると説明している。

ベトナムには市場シェアの60%以上を占める、外国のファッションブランドが200近くある。ジョルダーノやボッシーニなどの中間層、そしてマンゴ、ドルチェアンドガッバーナ、トップショップ、ギャップ、バナナリパブリック、トミーフィルフィガーなどの高級層が最も大きな売り上げを見せている。

 

競争への圧力

国内ブランドFociは1999年に設立され中間階級の顧客をターゲットに急速に成長してきたが、2014年には店舗を次々と閉店させた。

FociブランドのオーナーであるNguyen Tam繊維・縫製のNgo Thi Bau社長は、ホーチミン市での日本スタイルのレストランチェーンの開設にシフトしている。同氏によると、高い地代に加え、中国から輸入される安い服や模造品によって生じた売り上げの低下が理由でFociを諦めなければならなかったという。

NinomaxxやN&Mなどのブランドを持つViet Fashion株式会社は、戦略的な発展を続けている。現在国内に62店舗を展開しており、今後店舗数をさらに増加する予定だ。

しかしながら、内部の事情に通じた人々によると、Ninomaxxはその地位を外国競合企業に奪われるかもしれないという。コスト関連の問題に加え、最新のファッション流行や販促方法の変更についていくことができず、ベトナム企業は苦戦しているのだ。

ザラは2016年9月8日のホーチミン市Vincom Dong Khoiショッピングモールの店舗開店初日に55億ベトナム・ドン(約24.2万米ドル)の売り上げを記録した。

これはベトナム人消費者の興味が外国のファストファッションに向けられていることを反映しており、国内ブランドには変化へのプレッシャーがかけられていると「投資」紙が報じている。

 

余儀なき変化

ベトナムブランドの中でも、Canifaは手頃なファッションブランドとして、国内における優れた成長率と店舗数と供に台頭してきている。特にターゲット市場を同じくすることから、ザラ、H&M、ユニクロの存在がCanifaに変化を余儀なくさせている。

Canifaは大規模ショッピングモールや大きな地方や都市の理想的な場所を中心に店舗数を96にまで増やしている。同企業の強みは工場がベトナム国内にあることで、デザイン、生産から販売までの時間削減に貢献している。

TNG投資貿易株式会社のNguyen Van Thoi社長は、H&M、ザラ、ユニクロのベトナムへの進出はベトナムブランドにとってデザインを進化させるチャンスになるが、同時に大きな挑戦にもなると述べた。

TNGはかつて、ウォルマート、ザラ、リーヴァイス、ギャップ、カルバンクライン、プーマなどのアパレルを受注生産していた。しかしながら同社はこれを取りやめ、TNGブランドの製品の販売に専念することを決断している。TNGの店舗は今年約100にまで増加すると見込まれているという。

決め手は消費者の好みにいかについていくかということで、ベトナム企業にはプロフェッショナルなデザイナーが必要である。TNGは市場の需要を部分的に満足させており、市場シェアを獲得したという。

TNG製品は他社に負けない価格で販売されており、この点においては外国ブランドに優っているとThoi氏は述べた。

 


無料レポート提供中!
~~ ミラン・コンサルタント ~~
ベトナムでのアパレル生産は
中国での生産とどこが違うのか?



ベトナム ジャンル:
最終更新:2017年07月07日

このページのトップへ戻る