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ベトナム:アメリカ離脱後もTPPは継続の見込み

アメリカの離脱後先行きの見えない環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)であるが、ベトナム商工会議所(VCCI)によると、別の形式で継続される見込みであるという。

「アメリカをも含むTPP加盟諸国は、6年間に渡る交渉を無駄にしたくはないし、貿易協定がもたらすであろう、大きなチャンスを逃したくないはずだと我々は考えています。」とVCCIのVu Tien Loc会長は先週記者陣に向けて語った。

「TPPは必ず続行されます。それは二国間または複数国間の取引協定になるかもしれない。」と彼は述べたが、その取引協定が施行されるのは、予定されていた2018年よりも後になる可能性はある。

ベトナムは、大きな市場を切り開き、貿易の成長や国内の経済状況を改善するまたとない機会となる、TPPやベトナム-EU自由貿易協定(EVFTA)に多大な期待を寄せている。

TPPは、アメリカ大統領ドナルド・トランプ氏が1月の就任四日後 、12か国の貿易協定から正式に撤退する大統領命令に署名して以降先行きが不透明になった。

通関統計によると、ベトナム最大の輸出市場であるアメリカは、2016年には対前年15%増となる385億米ドルの歳入をもたらしている。2017年最初の2ヶ月間もアメリカのポジションは変わらず、売上高は昨年同時期と比較して18.9%増となる60億米ドルに達している。

TPPが不安定な状況の中、ベトナムは2018年に施行予定のEVFFTAにより大きな期待を寄せている。

ベトナムはEVFTAからチャンスをつかむため、EVFTAの速やかな署名と承認の促進、制度改革の続行、競争力やビジネス環境の改善、の3つの施策にフォーカスする必要があるとLoc氏は述べた。

貿易協定は人口9000万人近くを擁する東南アジアの一国と推定5億人の人口を持つヨーロッパ連合(EU)を結びつけ、アセアン市場を含めれば市場規模が10億近くとなる。

ベトナムの対EU輸出額は2017年最初の2ヶ月間で13.2%増となる54億米ドルに達し、輸入額も24.6%増となる17億米ドルとなった。

現在までにベトナムは12の二カ国・複数カ国貿易協定に署名しており、内10の協定がすでに施行されている。さらに、東アジア地域包括的経済連携、アセアン-香港FTA、イスラエルや欧州自由貿易連合とのFTAと、その他4つの自由貿易協定(FTAs)を交渉中である。

 


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最終更新:2017年03月11日

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