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カンボジア:閉鎖工場の未払い賃金請求訴訟で労働者側が勝利

6か月以上前に突然操業停止した海外資本の縫製工場に対して、196人の縫製労働者が未払い賃金分の補償を求めた訴訟で、1月25日、裁判所は工場に支払いを命じる決定を下した。経営者が高飛びした工場での労働者の訴えが認められる珍しいケースとなった。
GHI Garments Cambodiaは凍結されていた資産を取り戻すため、今月初めに16万9067米ドルの保証金を納めた。資産は8月の法的拘束力を持たない調停委員会の決定後に押収されていた。カンダル州の裁判所は25日、同社の元従業員らに支払いを行うよう命じた。
労働者側のHeng Bon弁護士は25日、法廷の外で原告側は今後2週間以内に支払いを受け取ることができるだろうと述べた。
GHIの元従業員で従業員を代表するDy Na氏は、判決までに長期間かかったにせよ、この判決に満足していると述べた。
「判決を聞いて満足しています。ここまで非常に努力してきましたし、長いこと待ってきました。これ以上続いたら、難しかっただろうと思います」
彼女は14か月勤務し、211米ドル受け取る権利があると述べた。勤務期間が2年を超えた無期限契約の従業員は700米ドルまで受け取ることができる。
カンダル州裁判所のSo Sarin報道担当官は、労働者らがいくら受け取るのか、またいつ支払いを受けるのかはまだわからないと述べた。また、縫製労働者らが外資系企業を相手に訴えることができた例外的なケースだと述べた。
「こうした訴訟が持ち込まれることはほとんどありません。あと1件ありますが、それ以外は思いつきません」
米国を本拠とする労働者の権利擁護団体連帯センターのWilliam Conklinカンボジア事務所長は、本件の経過と結果は同様の状況にある他の事例とは大きく異なると話す。
「これは6-7か月で結論が出たことも含め、非常に稀な勝利だと言えます。ブランドが工場に働きかけ、協力し、工場の所有者も協力的でした。判決自体もそうです」とメールでの取材に対して答えた。
「理想的には、他の事例でも同様の結果が得られるべきでしょう。しかし、それぞれに異なる事情があり、工場所有者がすでにカンボジアを離れていたり(あるいはすでに差し押える資産もなかったり)、そうなると未払い賃金を得るのはかなり難しくなります」

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最終更新:2017年02月04日

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