インドシナニュース

カンボジア:「フットワークの軽い」アパレル産業が成長持続を牽引(後)

(前編より)

 

Sanchez Martin氏は、こういった動きは既にいくつかの工場で起きており、そういった工場では単純なシャツ等の生産から、刺繍など付加価値の高い衣料品の生産への移管されてきている、と述べた。

「最終製品ではさらに付加価値を得ることできます。それが今後、いかにカンボジアが競争力を維持していくかの答えとなります。」と彼は述べた。

経済における広範なリスクの中には、外国投資循環の急降下を引き起こす可能性のある米国大統領選挙を取り巻く不確実性がある、と彼は続けた。

またカンボジア経済に潜在的に危機をもたらすものとして、12月に合意されたがまだ批准はなされていない欧州・ベトナム間自由貿易協定を挙げた。この協定により、欧州向け輸出におけるカンボジアの競争優位性のほとんどが失われるだろうとLy氏は述べた。

Ly氏はこのベトナムとの競争について、カンボジアがその特恵国待遇を失った後でもベトナムと対等に競い合い、米国市場におけるシェアを維持することができていた点について指摘した。

「何もベトナムと勝負する必要はありません。他の競争相手と競い勝てばよいのです。」と彼は述べた。 「我々はベトナムではなく、他の非効率的な生産者を打ち負かせばよいのです。」

以前公表されたレポートからの修正点として世界銀行は、その近隣諸国に対する影響リスクについては限定的としているものの、中国経済の緩やかな減退を予想しており、今年好調であったカンボジアの建設部門についても同様としている。

何人かの専門家は建設部門が急速に成長を遂げる中で、信用バブルが発生するリスクを警告してきたが、Sanchez Martin氏はこの業界はほぼ外国投資の元に成り立っており、クレジットバブルは重要な懸念点とならないだろうと述べた。

「万が一バブルが弾けても、カンボジアでは他国のような影響は受けないでしょう。投資は主として外国人投資家によるものですので、バブルの影響を受けるのは彼らということになります。」


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最終更新:2016年10月10日

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