インドシナニュース

カンボジア:縫製工場閉鎖の真意が議論の的に(後)

(前編より)

 

GMACのLoo書記長は、今年の工場閉鎖の実績数について政府、労働組合や経営者の間で議論されているものの、閉鎖は財務的な操作によるものではなく、利益の減少がその原因である、と指摘した。

「労働組合や活動家と言われる人々は、会社が労働者への退職金の支払いを避けるために工場を閉鎖し、再オープンしていると主張していますが、GMAC加盟企業による統計が示しているような、2016年に70近くの工場が閉鎖する一方で、35社が新規オープンしているという数値とはつじつまがあいません。」と彼は述べた。

Loo書記長は、「調査していない」ため、指摘されているような事象が本当に発生していないかどうかを断言することはできないが、今年GMACに登録した工場のほとんどは、新規の投資家によって出資されているようだ、と述べた。

「私はもちろんすべてがそうだとは言っていません。一握りの企業では指摘されているようなことを行っているかもしれませんが、実態は分かりません。ですが私の知る限りでは、我々が今年登録を受けたメンバーのほとんどが新規の投資家であると見られます。」と彼は述べた。

「組合が主張しているようなことは、GMACの数字を鑑みるとあり得ません。それはせいぜい一握りの事象だろうと思います。」

最終的には政府が窮地に立たされている労働者がいないことを確認する責任を負う、とFree Trade UnionのMann Seng Hak副会長は述べた。

「それは政府の責任です。政府は投資を呼び込むものの、工場が閉鎖され、経営者が逃げ出したような場合、労働者に対する補償については一切考えていないためです。」とSeng Hak副会長は述べた。

工場経営者は閉鎖などの事態に備え、約100万米ドルの供託金を拠出することが求められているが、この資金は労働者らに対する未払賃金にほとんど利用されていない、とCentralのTola代表は述べた。

労働省のHeng Sour広報官は工場経営者に対する法的な規制の必要性は、会社の登記を監督する商業省管轄としてコメントを差し控えた。

商業省のSoeng Sophary広報官は、供託金の使用については何が起きているのか検知していないとし、財務省税務課管轄との認識を示した。財務省のMeas Soksesan広報官はSophary広報官のこの認識に対し、今度は外国投資を監督するカンボジア開発評議会の管轄との見解を示し、結局そこでは監督省庁を特定できなかった。

約3000米ドルの債権を会社に対し保有しているChung Fai工場の元従業員であるHalymasさんは、労働者らにとって唯一の債権回収の道は、工場敷地に残された資産を守ることである、と述べた。

「私たちは悪い人々が密かに持ち去らないよう、工場にあるミシンや製織機のようなすべての資産を守る必要があります。それらが失われるということは、私たちの債権が失われるということだからです。」

だが労働者らはあえて設備を持ち去るようなことはしない、と彼女は言った。

「もし私たちが設備を持ち去り、売却したりすれば、法律違反の罪に問われることになってしまうのです。」


無料レポート提供中!
~~ ミラン・コンサルタント ~~
ベトナムでのアパレル生産は
中国での生産とどこが違うのか?



カンボジア ジャンル:
最終更新:2016年09月08日

このページのトップへ戻る