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カンボジア:労働組合が「生活賃金」に基づく最低賃金の提案を検討

最低賃金交渉を前に、複数の労働組合が8月5日に会合を開催し、縫製労働者の生活費概算について合意した。合意した金額は過去2年連続で要求した月額給与とほぼ同額であったが、賃金交渉で提示する実際の金額はそれより高くなるだろうと示唆した。

労働者運動共同組合のPay Sina会長は、労働組合リーダーらは労働者の毎月の平均的生活費は124米ドルで、さらに47米ドルを家族に送金しているという結論に至ったと話す。

インフレ率3%を考慮すると、平均的な総支出額は176米ドルとなる。

2014年、2015年の最低賃金交渉ともに、独立系労働組合は177米ドルを要求している。

現在の賃金は月額140米ドルで、そこに17米ドルが強制的に手当てとして加算されるため、支給額は157米ドルである。

カンボジアアパレル労働者民主組合連合のAth Thorn会長は、賃金は176米ドル以上に設定されるべきであると話す。

「これは実際の支出額に基づくものであり、法的には、適切な生活水準を確保するためには、実際の賃金はそれ以上でなければなりません」とThorn会長は主張する。

しかし、カンボジア縫製業協会のKaing Monika副書記長は、最低賃金の決定にあたっては、生活費のみならずカンボジアの競争力や雇用減少の可能性も考慮しなければならないと話す。「最低賃金の引き上げには反対しませんが、生産性の向上なしに賃上げを行えば、縫製産業の衰退につながります」

労働者の権利擁護活動を行うMouen Tokaは、昨年行われたある調査によると、最低賃金は208米ドルという概算であったと話す。

Tolaは、複数の労働組合リーダーらにかけられた嫌疑を取り下げ、彼らを裁判所の監視と「深刻なプレッシャー」から解放することが、構成な最低賃金交渉には必要であると話す。

労働組合は8月19日に再び協議を行う予定である。

 


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最終更新:2016年08月10日

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