インドシナニュース

カンボジア:アパレル・靴製品の輸出高が40%近く増加

商業省発表した統計によれば、カンボジアのアパレル・製靴業界の総輸出高は第1四半期に急増し、昨年同時期の15億米ドルと比較して39.1%増の20億米ドルに達した。

先ごろ公表された商業省のデータによれば、EUが引き続きカンボジアにとって最大のアパレル・靴の輸出先市場であることも明らかとなった。今四半期のEUに対する総輸出高は約7億1780万米ドル、続いて対米国が4億1920万米ドル、カナダが4170万米ドル、日本へは3460万米ドルであった。世界の他市場への輸出高は6590万米ドルとなった。

商業省の報道官Seung Sophari氏はクメールタイムズに対して、EUに対する輸出高増加の要因は、カンボジアのアパレル・履物製品に対して与えられた優遇措置によるものだと述べた。

「EUに関しては、カンボジアは武器以外のすべての産品に対する無税・無枠措置の低関税の優遇措置を受けています」と氏は言う。

米国との特恵貿易協定は存在しないが、両国間での交渉は続けられている。

「カンボジアの衣料品業界により投資を行うよう、米国からさらに多くの投資家を誘致したいと考えています」とSophari氏は続ける。

「日本もカンボジアにとって重要な市場です」と氏は今四半期のアパレル・履物業界の輸出は順調であることも付け加えながら強調した。

しかし一方で氏は現在の生産性と一致しない人件費の高騰に対する懸念も表明した。Sophari氏によれば、人件費の高騰は特に衣料品等各業界を脅かす可能性があるという。

カンボジアの縫製業界は時折定期的なストライキや抗議活動に苦しめられている。支援グループはアパレルブランドに対して、最終的な低賃金に対して対応するよう呼び掛けている。

国際労働機関(ILO)のプログラムマネージャであるEster Germans氏はクメールタイムズに対し、EUがカンボジアにとって引き続きアパレル・靴に関して最大の市場であり続けていると述べる。

「アパレル業界は工場が生産システムに投資を行い、業界のパートナーが、業界が魅力的なものであり続けるために良いビジネス環境となるよう取り組まなければならない競争の激しい業界です」Ester氏は言う。

氏はカンボジアにおける業界のパートナーが、衣料品工場が稼働する絶え間なく変化する環境において、積極的に活動を展開することが重要だと付け加えた。

Ester氏はまた良い労働環境、労働者や経営側との良好な関係は、労働者の権利の尊重とビジネスの安定を確保するための重要な要素だと付け加えた。

氏はさらに、変化の背景にはカンボジアにとってチャンスとなる域内の貿易協定の存在もあると述べる。

「より付加価値の高い製品の製造と質の良い雇用を組み合わせることで、カンボジアの労働力の技術力とスキルを向上させる一助となるでしょう」

アパレル製品や製靴分野の総輸出高は昨年63億米ドルに達した。これは6.5%増の57億米ドルだった2014年と比較して7.6%増となった。製靴業界は2015年に著しい成長を続け、輸出高は21.8%増の5億3800万米ドルに達した。一方輸出は6.5%増加した。

一方、アパレル縫製工場・製靴工場の数は順調に伸び続け、2015年末には699となった。2014年末の工場数は626であった。


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最終更新:2016年06月21日

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