インドシナニュース

アセアン地域共通の最低賃金は本当に導入されるのか

カンボジア縫製分野の関係者は最低賃金見直し交渉に向けた準備を進めているが、アセアン地域共通の最低賃金の制定に興味を示す政府関係者もいる。

アセアンに加盟する数か国が、ベトナムのような低コスト生産国、さらには膨大な労働力を擁する中国等との賃金格差についての懸念を表明している。

最近マレーシアのクアラルンプールで開催された世界経済フォーラムの場で、インドネシアのJusef Kalla副大統領が東南アジア地域共通の標準最低賃金という概念を紹介し、さらにはベトナムとカンボジアも関心を示していると述べたと、ジャカルタポスト紙は報道している。

「競争は良いことです。それに今までのところアセアンは低賃金で負けてはいません。原材料についても、工場についても同じことです」とKella副大統領は述べたとポスト紙は報道している。しかし、副大統領は多くの世界的衣料・製靴企業がインドネシア、ベトナムやカンボジアに低賃金を求めて工場を移転させてきたことも指摘した。「こうした企業は靴や衣類を15ドルで製造し、100ドルで販売しています。このような方法で使われるのは止めましょう。域内の労働者を搾取させてはなりません」

アセアン地域の賃金にはミャンマーの日給たった2.74ドルからフィリピンの日給10.11ドルまで大きな幅がある。インドネシア提案の詳細は次回の大臣会合で説明される予定であるが、域内の他の加盟国がまだ支援を表明していないことに加え、アセアンがここまで大規模な地域基準を遂行できるかという実施能力面での問題についても疑問は残る。

 


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最終更新:2016年06月16日

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