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カンボジア:上場縫製会社GTI社の純益が157%の上昇

カンボジア唯一の上場縫製企業であるGrand Twins International(GTI)は2015年に収益の70%減を記録したが、今年第1四半期の業績は好調で、今後の業績回復の希望を持たせる結果となった。

6月9日に発表された第1四半期報告書によると、台湾資本のGTI社の純利益は昨年同期の62万8000米ドルと比較すると157%増加の160万米ドルであった。

1月から3月の収入が1470万米ドルから1700万米ドルへと15%近く上昇したことが純益急増の理由となった。

9日にGTI社にコメントを求めたものの、回答は得られなかった。

しかし、この未監査の会計報告書は、労務費、原材料費、諸経費を含む売上原価がこの四半期に150万米ドル上昇していることも示している。一方事務経費は減少、流通経費も7万米ドル減少した。

同社は昨年も同様の成長路線を予測していたが、予期せぬ会計上の誤りがあったことが判明し、2015年の実績を過大評価していたことが4月に報道された。この誤りは年度末、監査済の会計報告書の発表後に初めて判明した。

同社は結局、昨年の純利益は100万米ドル少々で、2014年と比較すると340万米ドルの減少と発表していた。

カンボジア証券取引所(CSX)のSoleil Lamun市場オペレーション部副部長は、同社の会計は監査後に確定するため、この数字の正当性を認めることはできないと話す。

「証券取引所は報告書を受領、公表するだけです。取引所から問い合わせることはなく、ただ情報を公開するだけです」

GTI社が今後同様の成長を維持できるか意見を求めたところ、同副部長は第1四半期の実績のみで判断するのは時期尚早であると述べた。

「縫製産業が水道事業等の企業同様に安定したものなのか、私は知りません。純利益の増加は昨年度受注分の持ち越しによるものかもしれませんし、それらが製造、納品されるまでは売上に計上できません」と彼は述べた。

GTI社は英領ヴァージン諸島に登記されている持株会社QMI Industrial Co Ltdが所有し、ドイツのスポーツウェア大手Adidasの製品を主に生産している。

カンボジア証券取引所での同社の株価は6月9日に回復基調となり、4%上昇した。株価の終値は前日の3720カンボジア・リエル(0.91米ドル)から3900カンボジア・リエル(0.96米ドル)へと上昇した。

同社資料によると、GTI社の第1四半期の1株あたり利益は0.04米ドルとなり、前年同期の0.02米ドルから上昇した。


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最終更新:2016年06月14日

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