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ベトナム:アパレル企業が米国市場で成功を目指す(前)

もし誰かが、過去20年間にわたり米国市場向け輸出の品質や数量割当を特に優先してきた部門はどこかと尋ねたら、繊維・アパレル産業というのが最も妥当な回答であろう。

今後もベトナムでは、(米国向け)繊維・アパレル製品輸出に非常に大きな成長を見込んでいる。

米商務省国際貿易部・繊維衣料品局(OTEXA)の統計によると、ベトナムの繊維・アパレル産業は、2010~2015年の間に500億米ドル相当もの製品を米国へ輸出した。

 

輸出のマイルストーン

1995年のベトナム・米国間の国交回復に続き、2000年7月13日に両国間の投資や貿易分野における新しい幕開けとなる二国間通商協定(BTA)が締結された。

その日以来、ベトナムのリーズナブルな価格、高品質な製品は、米国の輸入業者に強くアピールし、繊維・アパレル業界は目覚しい発達を遂げてきた。

ベトナム繊維公団(Vinatex)のLe Quoc An元会長はVietnam Investment Review誌(VIR)に対し、ベトナムの繊維・アパレル部門は比較的品質に寛容なソ連や東欧市場向けの単なる加工処理業務から、厳しい規制で知られる米国市場を獲得しようと努めてきた、と述べた。

当時米国市場に参入する意思と能力を持った多数のアパレル企業の中には、Garco 10(May 10)、Viet Tien GarmentやNha Be Corporationのような大手企業が名を連ねていた。

An元会長によると、ベトナムの繊維・アパレル産業にとって米国市場に到達するための本当に意味での転機は、20数社のベトナム企業が貿易見本市に参加し、Vinatex がニューヨークにオフィスを構えた2001年の終わりに訪れた。このイベントのおかげでVinatexはついに、米国アパレル・フットウエア協会(AAFA)、商務省国際貿易局(US ITA)やJC Penney Companyなど、この分野でのリーダーと知り会うチャンスを得た。1年後にはこれらの業界のリーダーは、ベトナムのアパレル企業と具体的な交渉を開始し、ベトナムの米国に対するアパレル輸出が軌道に乗り始めた。

BTA発効前の2001年は、米国へのベトナムの繊維・アパレル製品輸出はわずか4700万米ドルしかなかった。 2002年にそれは、約20倍となる9億5700万米ドルにまで急増した。

それから2年後となる2004年には、米国への繊維・アパレル製品輸出額は24億米ドルにまで達し、2006年に32億米ドル、そして2013年には86億米ドルと驚異的な伸びを示した。 2015年末の時点で、この数字はあっと驚くような115億米ドルにまで届いている。ベトナムの繊維・アパレル市場は、中国に続き、米国の第2位の輸入先となっている。

ベトナム製繊維・アパレル製品は現在、米国の輸入市場シェアの9%を占めている。VinatexのAn元会長によると、米国への繊維・アパレル製品輸出額は2016年に130億米ドルに達し、2020年までに200億米ドルに向けて増加し続けると予想されている。だが一方で、米国商工会議所(Am Cham)は、この驚くべき200億米ドルという金額には、2025年まで到達できないであろうと予測していることについては留意すべきである。

 

(後編へつづく)


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最終更新:2016年06月08日

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