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ベトナム:Parksonがライバルであるショッピングモールの後塵を拝する

マレーシアの小売グループParksonはベトナム消費者の買い物習慣を満足させられなかったため、そのショッピングモールは最終的に閉鎖に追い込まれる前にはゴーストタウンのようになっていた一方で、Aeon、LotteやSaigon Co.opは消費者に好意的に受け入れられ、開発のペースを速めるよう求められている。

ホーチミン市の富裕層エリアで5年間稼働した後、Parkson Paragonは先週ついにそのシャッターを下ろした。Parksonはこの閉鎖に対して理由を示さなかったものの、業界内部関係者やライバル企業らは、このショッピングモールでは集客が振るわなかったことを考えると、今回の閉鎖に驚きはなかったと述べた。昨年は特にParksonにとって試練の年で、ハノイのKeangnamランドマークタワー内のショッピングモールも閉鎖された。

ベトナム小売業協会(VSA)のDinh My Loan会長は、近年ベトナムのショッピングモールは、その規模の面でも数の面でも盛況となっているが、購買力が、例えばTrang Tien Plaza、Grand PlazaやHang Da Galleriaなどのモールにある商品の価格に見合っていないため、多くが生き残るのに苦戦している、と述べた。

Cushman & Wakefield Vietnamリテール・ビジネス開発部門のMai Voマネージャーは、顧客の最近の購買トレンドによると、1つの場所で様々なカテゴリの商品を提供するようなショッピングモールに人気がある、と述べた。

「Parksonはベトナムに早いタイミング(2007~2010年)で進出した際、当時の小売市場がまだまだ空白地帯であったため、大きな市場シェアと利益を獲得することができました。しかし彼らの紋切り型のやり方では、買い物からエンターテイメント、食べ物や飲み物まで1ヵ所でお客様がすべてのニーズを満たすことができるような現代のショッピングモールには太刀打ちすることができませんでした。」とVoマネージャーは述べた。

Voマネージャーはまた、顧客のニーズに応えるようなワンストップショッピング環境は、新型ショッピングモールでしか提供できなかった、とした。最近オープンしたショッピングモールでは、多くの中間所得層の顧客を惹きつけるため、より多くのアトラクションを取り入れ、売り場構成をうまく配置している。これは、高級ブランドや、顧客の日々の買い物ニーズに合わない商品のみをただ提供する旧型ショッピングモールとは全く対照的である。

このような小売トレンドについてAeon Vietnamの小西幸夫代表は、「これらの事例においてなぜそれが起こったのかを理解するのは容易で、その投資家らはプロではないためです。ショッピングセンター業は複雑であるため、この部門は臆病では務まりません。」と述べた。

特にAeonでは、2020年までにベトナムで20のショッピングモールを展開する計画を立てている。Aeonの戦略においては、Aeonグループのビジネスモデルを展開することを支援できるような地元のパートナー企業を探すこととしている。独自の路線を打ち出し、現地スタッフをトレーニングすることもまた、グローバル市場で日本の小売業者が成功するための重要なポイントである。

CBRE AsiaのLeanne Mitchell資産管理ディレクターによると、ショッピングセンターを管理することは一種の芸術であるとした。それを成功させるためには、オーナーは市場に対して鋭い視野を持っている必要がある。

「オーナーらは、対象とする顧客を理解し、彼らの消費トレンドに適応し、顧客のライフスタイルや収入に関する知識を習得した上で、ターゲットとすべき市場セグメントを決定しなければなりません。」とMitchell氏は述べた。

Lotte Vietnam ShoppingのHong Won Sik最高経営責任者(CEO)は報道機関に対し、2020年までにベトナムで60のショッピングモールを運営するというLotteの野心的な計画に対して、同社の最新のショッピングモールは大きな一歩となった、述べた。

「目標を達成するために、Lotte Martでは毎年4~5ヵ所の新しいショッピングモールをオープンしていきます。我々はまた、(目標達成までの)時間を短縮するために、合併・買収(M&A)を積極的に推進したいと考えています。」とSik CEOは続けた。

Saigon Co.op Investment Development JSC社とSingapore’s Mapletree Investments Pte Ltd 社との合弁会社であるSC VIVO のPhan Thanh Duyセンター長はVIR(ベトナム投資評論誌)に対し、「ホーチミン市7区でのショッピングモール落成に続き、来年はバンメトートとホーチミン市にさらに複数のモールをオープンする計画としています。この旗艦店は1億米ドルもの費用が投じられました。」と述べた。

Mapletree社によると、SC VivoCityは4月の開業以来、1ヶ月あたり平均で70万人の買い物客を集めることに成功している。また今日までに、44万1000平方メートル超の賃貸エリアの90%が成約している。


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最終更新:2016年06月02日

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