インドシナニュース

ベトナム:タイ企業によるBig C買収後はどうなるのか?(2)

(1)より

 

国有企業のIPO

主要な国有企業の株式化を加速するため、ベトナム政府は証券市場での新規株式公開(IPO)を促進してきた。

そしていくつかのIPOでは文句なしの大成功を収めている。

例えばState Capital投資法人は、主にレストランやケータリングサービスを提供するKim Liên Tourism社の株式365万株をオークションにかけることにより、1兆ベトナム・ドン(4480万米ドル)超を獲得した。

この株式は、3万600ベトナム・ドンの売り出し価格から、約9倍となる27万4200ベトナム・ドン(12.19米ドル)で売却された。

アナリストらは、同社の最大の魅力は、ハノイのĐào Duy Anh通りにあり不動産の最高傑作とされる、3.5ヘクタールの規模のKim Liênホテルである、と指摘した。

このホテルはトンニャット公園、ホアロー収容所博物館、文廟やホアンキエム湖のような有名な観光地の近くにある。

3月7日、ベトナム国営の大手食品加工業者であるVissan社は、IPOで自社株式の14%を売却し、想定外の9068億4000万ベトナム・ドン(4100万米ドル)を調達した。

Vissan社は(自社株式の14%に相当する)1133万株を、売り出し価格17,000ベトナム・ドンに対し、平均80,053ベトナム・ドン(3.6米ドル)ですべて売却した。

Vissan社のIPOは142の国内外投資家の関心を集め、合計6359万株の応札を集めた。

このVissan社の株式に対する巨大な需要は、その優れた業績、全国の生産拠点やブランド名が評価されたためであった。

またViệt Nam Book Company (Savina)社は、その業績はさほど素晴らしいものではないものの、一等地を所有しているおかげで、最近のIPOでは多くの戦略的な投資家らを惹きつけた。

3月には大手不動産開発会社のVingroup社が、Savina社株式の65%、4400万株以上を1株あたり1万700ベトナム・ドンで購入した。

Vingroupが主要株主となったおかげでSavina社は、3月24日ハノイでのIPOにおいて、発行株式の24.6%にあたる1670万株以上を売却することができた。

ハノイ証券取引所によると、Savina社は1株あたり平均1万3072ベトナム・ドンで売却し、2187億ベトナム・ドン(9720万米ドル)を調達した。

アナリストは、主要投資家が会社のIPOに応札することが非常に重要で、そのことが会社の市場での評価を向上させ、さらにより多くの投資家を呼び寄せる要因となっている、と述べた。

 

(3)へ続く


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最終更新:2016年05月20日

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