インドシナニュース

カンボジア:Kool As Uの創業者、自国のアパレル産業の将来を見据える

真新しいブティックの洋品店のショールームでOu Kosal氏は美しく、自身によるデザインの洋服が豊富に取りそろえられている棚を指さしながら、これがまだ将来の展開へのほんの一部分に過ぎないことを認めた。

「まだまだ成長中です」とKosal氏は自身の名前の文字を取って名付けられたアパレル会社であるKool As Uについて語った。19番通に2年半近く前に店舗をオープンしてからKosal氏は家賃コストと新しい場所で店舗を設けたいとの理由で11月に突然閉店した。そして208番通(51番通と63番通の間)にあるバーを友人が閉店する聞くや否や再出発のチャンスを求めて飛び付いたのだ。

地元の材料を使った普段着が主製品のKosal氏のデザインは高温のカンボジアに適しており、クメール様式のアパートの2階で手に入れることができる。氏にとっては5がラッキーナンバーのため、3月25日か4月5日にオープンの予定だ。店舗は通りからは見えないが、Kosal氏はすでにカンボジアの新進気鋭のデザイナーとして名を上げており、顧客が店舗を見つけてくれると考えている。

Kosal氏は自身の顧客基盤は地元の中産階級と外国人居住者との事実上半々だと言う。

「私のお客様の多くは(市場にあるものよりも)より品質が高く、(独創的に)デザインされたものを求めている中産階級の方々です」と氏は説明する。「お金はあるが海外まで行き買い物はしたくない人たちです」ショールームに飾られた衣服は標準的な仕立屋やセントラルマーケットで求めるものよりは高価であるものの、法外というわけでもない。材料やデザインによりズボンは一着ちょうど23米ドル、短パンは15米ドルだ。

他の企業から特別に注文された衣料品を仕立てる5人の従業員と小さな作業場からなるKosal氏の会社は氏の経歴を考えれば素晴らしいものだ。Kosal氏はクラチエ州の出身、1999年に高校を卒業した。当時はビジネスや財務分野の学位を提供できる大学は限られており、デザインに関する教育は前代未聞であった。

代わりにKosal氏はプラダやバーバリー等最高級な国際的な企業に調達を行う工場の取引担当として、カンボジアの巨大な衣料品業界を通し実践的な教育を受けてきた。10年間に渡り氏は直接注文、デザイン、製造の工程を見たのち、15年近く後になってようやく自身の洋服ラインを立ち上げる準備が整ったと感じたのだ。

「カンボジアは成長し始めている気がしたので、何か違うことを始めなくてはならないと思いました。自分自身で何か立ち上げたいと思ったのです」と氏は言う。

国内の工場で衣料品が製造されたのち世界の先進国に輸出されているのを目の当たりにしてKosal氏は地元のブランドを立ち上げるという目標を立てた。「カンボジアは主に世界に衣料品を提供している。なぜここで製造してここで販売しないのか」と尋ねた。

氏はゆっくりとだが、ポールスミス等の英国ブランドに発想を得たという光沢のあるデザインに魅了された贔屓の顧客層を築き上げた。同時に衣料品製造分野で豊富な経験を持つ衣料品業界に勤めていた従業員らから構成された自身の作業場は小規模の、主に国際的なブランドからの注文に対応するために拡張した。

今月2店舗目をオープンするのに合わせ、Kosal氏は衣料品のラインと作業場の2つのビジネスを近いうちに分離しなければならないと語る。氏はいつか大規模な衣料品工場と取引するほど大きな規模を持たないブランドに対応するために小さな工場を作りたいと願っている。

「(2つのビジネスを)一緒にしたくはありません。また他のデザイナーが私を宣伝しているようにも感じてほしくありません」と氏は説明する。「小規模に展開するデザイナーや企業を支援したいとの思いから会社を立ち上げたのです」


無料レポート提供中!
~~ ミラン・コンサルタント ~~
ベトナムでのアパレル生産は
中国での生産とどこが違うのか?



カンボジア ジャンル:
最終更新:2016年03月18日

このページのトップへ戻る