インドシナニュース

ベトナム:小売業界、M&Aの波を牽引

昨今のタイ企業の展開に続き、消費財の小売部門や関連する産業がベトナムにおける次の合併買収の波を牽引すると見られている。

小売に関連する分野が最も合併買収活動を呼び込むだろうと、最近ハノイのベトナム小売業協会が後援する小売業者が参加するビジネスフォーラムにおいて登壇者らは語った。

すでに多くのタイの小売業者や消費財関連の企業らがベトナムに押し寄せていると彼らは言う。

最近の発表で最も目立った動きとしてはフランスのスーパーマーケットを経営するGroupe Casinoがベトナムとタイの事業を売却する可能性が高いというものだ。

Groupe Casinoは事前に準備していた声明のなかで、タイとベトナムに展開するスーパーマーケットのBig Cに関して「会社と株主にとっても最大の利益となる」売却を進めていると発表した。

両国のビジネスが同じバイヤーにより買収されることが条件とされるかどうかは明確にされていないが、確実にその可能性が高いようだとビジネスフォーラムにおいて登壇者らは語った。

Groupe Casinoはベトナム・タイ両国のBig Cの総払い込み済み資本の58.6%の株を保有しており、同じくタイ国外の創設者であるCentral Groupと均衡を保っている形だ。

登壇者らによれば、元々はCentral Groupが再度Groupe CasinoのベトナムのBig Cの店舗を買収しようとする計画があったと噂されていた。

しかし報道によればタイのコングロマリットである同社のベトナムの代理人からこのことについて発表は無いため、事実はそうではないようだ。「(Big Cは)市場の小売業者らと売却の提案を交渉している」

「これは通常のプロセスです」

ベトナムのCentral Groupの活動に詳しい情報筋によれば、タイの小売業と家電チェーンのPicoとの商談が流れたため、Central Groupによる買収が起こりうるとの憶測が持ち上がった。

同社は今年すでにベトナムの主要な電気小売業者であるNguyen Kimの株式の49%を取得している。

一方で億万長者のCharoen Sirivadhanabhakdi氏が支える上場企業Berli JuckerもベトナムのMetro Cash & Carryの入札を逃した後、ベトナムのBig Cに注目している。

1月7日、ドイツの企業グループはベトナムを拠点とする卸売部門をTCC Holdingに売却したと発表した。TCC HoldingもまたSirivadhanabhakdi氏のビジネスの一つで、7億1100万米ドル(6億5500万ユーロ)で売却された。

一方シンガポールのDairy Farm Group、韓国のロッテグループ、日本の小売グループであるイオンもベトナムとタイにおけるGroupe CasinoのBig Cの株の取得に関心を寄せている。


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最終更新:2016年03月17日

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