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カンボジア:プレアシアヌーク州の経済特区で労働力不足が問題に

プレアシアヌーク州の経済特区(SEZ)には製造工場やサービスを最大限度活用するための労働者が不足していると関係者は話す。

労働省が2月26日に発表したところによると、プレアシアヌーク州プレイノップ地区の経済特区の製造業全体で少なくとも1600人の労働者が不足しているという。労働省は、カンボジアは今後も熟練労働者の不足に苦しむこととなると予測している。

州労働局のYov Khemera局長は、政府はプレアシアヌーク州の労働力不足を認識しており、その原因のひとつは多くのカンボジア人がタイ等に仕事を求めて流出していることであると話す。

Khemera局長は、労働力不足は製造業セクターが拡大しつつあることの証左でもあると話す。「現在は熟練労働者についての懸念は得になく、一般的な労働者の確保が問題となっています」と彼は話す。

州労働局によると、経済特区の93工場の労働者の80%がプレアシアヌーク州の出身で、残りを他地域の出身者が占めている。

最高国家経済評議会(SNEC)のMey Kalyan上級アドバイザーは、特に政府が製造業への外国融資誘致に力を入れる現在、労働力と熟練労働者の確保は製造業の発展のために重要であると話す。

「カンボジアは近隣国より労働力人口が若いため、可能性があります」とKalyan氏は話す。しかし、熟練労働者の不足が問題であるとも指摘する。Kalyan氏は熟練労働者の不足でカンボジアが単純作業に依存するようになることを懸念する。

Kalyan氏、Khemera局長ともに、製造業者は労働者のスキル向上のためより多くの訓練を提供すべきであると話す。

Kalyan氏は、政府が労働力のスキル強化により注力すれば、カンボジアの地域内での競争力は向上するだろうと話す。

「カンボジアは農業社会から工業社会に転換しつつあります」とKalyan氏は言う。しかし、高い電気代、交通網の不備、熟練労働者の不足といった問題が解決されないまま残されているという。

労働省の報告書によると、2015年に縫製及び他の製造業で9万人が新たな職を得た。また今年、縫製労働者の最低賃金は月額128米ドルから140米ドルへと増額された。

Khemera局長は、カンボジア国内の賃金が上昇し、労働環境が改善すれば、海外で働くカンボジア人は帰国するであろうと話す。


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最終更新:2016年03月04日

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