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カンボジア:縫製工場でトイレの臭気を原因とする集団昏倒が発生

カンダル州の縫製工場にて2日間で30人以上の労働者が倒れる事態が発生した。労働者らは工場のトイレ近くに設置された換気扇により拡散された有毒ガスを吸引したとされる。

労働省の昏倒調査・防止委員会のPok Vanthat委員長によると、カンダルスタン郡のSunstone Garment Enterpriseの工場で2月8日に12人が倒れ、翌日9日にさらに19人が倒れたという。

Vanthat委員長は8日、「女性が一人、匂いで気分が悪くなり嘔吐したため、他の労働者が彼女を工場の外に運び出しました。すると、それを見た他の労働者も倒れはじめました」と語った。

翌日火曜日の午前中にも倒れる人々が続いた後、Vanthat委員長は労働省の調査チームが調査を行うことを発表し、工場の臨時閉鎖を命じた。工場の労働者430名のほとんどは11日木曜日には仕事に復帰できるだろう、しかし倒れた人の復帰は翌週月曜になるだろうとVanthat委員長は述べた。

倒れた労働者らはタクマオ市の病院に運ばれたが、4名以外は翌日には帰宅したという。

Vanthat委員長は今回の事態の原因として、工場の換気扇とエアコンがトイレ近くの空気を送りこんでいたことを指摘する。

「換気扇がトイレに近すぎるため、トイレの悪臭を吸い込んでしまうのです。それ以外に化学薬品などは何も関係ありませんが、トイレの臭気がひどくなりうることはお分かりいただけるでしょう」と彼は述べた。

しかし、州労働局のThun Neang局長は、労働者は工場の敷地内で布くずを焼却していた煙を吸った後に倒れたと話す。

「工場では布くずを焼却していました。工場の管理者は労働者らに呼吸を確保するためにマスクをするように言っていましたが、労働者はマスクをしていませんでした」と彼は話す。

Sunstone工場の管理者らからのコメントを得ることはできなかった。

Vanthat委員長によると、2015年には全国の32工場で1806人が倒れている。


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最終更新:2016年02月15日

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