インドシナニュース

カンボジア:2015年の工業製品輸出額が17%の伸び、靴製品の伸びが顕著(後)

最高国家経済評議会(SNEC)のMey Kalyan上級アドバイザーはクメールタイムズに対し、カンボジアは経済の多様化を進めておりこの動きを歓迎すると話す。しかし、同時に縫製・製靴産業では他の輸出国の貿易協定締結やミャンマーの同産業での成長に伴い、競争が激化しつつあることも強調した。

Kalyan氏はベトナムとEU間で協議されている自由貿易協定にも言及した。現在カンボジアが享受しているEUへの縫製・製靴製品の無税・無枠の輸出が、協定批准後にはベトナムにも適用されることとなる。

Kalyan氏は、上昇しつつある最低賃金と米ドル高もまたカンボジアの縫製・靴製品輸出には危険要因となると話す。上昇しつつある人件費を相殺するためにも、カンボジアのドル建て経済にはドル下落を受け入れる余地はない点が他の輸出国とは異なる。

「カンボジア政府、投資家、労働者は皆同じ船に乗っているわけですから、こうした問題をともに解決しなければなりません」とKalyan氏は言う。縫製・製靴産業の将来性を確保するためには、ストライキや抗議活動は解決策ではなく、労働者と工場経営者は共通認識に立たなければならない、そして労働者はアジア地域や世界の競合国との競争に勝ち抜くために技能を向上し生産性を上げなければならない、とKalyan氏は続ける。

カンボジア国立銀行の報告によると、総輸出額の約70%を占める縫製製品輸出は、2015年に前年比12%の成長、2014年には前年比9%の成長を記録している。

カンボジア縫製製品の最大市場はEUで、米国が続く。縫製製品輸出のうち米国市場が占める割合は2010年の60%から2014年には35%へと低下した。同時期にEUが占める割合は23%から42% へと増加した。

この動きは途上国を対象としたEUの「武器以外全て」のスキームにより、カンボジアがEU市場への無税無枠のアクセスを得たことで起こった。カナダや日本等の他の先進国への輸出も増加している。

 


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最終更新:2016年02月08日

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